2014年03月01日(土)
座長 [学会]
土曜日夕方は、ワクチンセミナー。
今回は、なんと講演Tの座長の任を仰せつかった。講演Uはめぐちゃん。
座長というとお芝居を思い出すけど、それとは全く違う。
講演の司会や進行係のお役目。
それでも、終わってほっとした。
藤谷先生は、暴走?しがちな私をいつも優しく見守って下さる。今回は、先生の上品な話方や物腰をまねしてみたのだが、うまくいっただろうか?
スタッフも勉強(私の座長の応援??)しにきてくれた。
お勉強したあとは皆で美味しいものを頂いた。
肝心な内容は
講演Tでは、ロタウイルスの実際の重症例についてのお話。ロタはそれほど症状が激烈でなくてもたった一晩で重度の脱水になる。脳炎脳症や横紋筋融解症の方のお話もあって、誰が重症になるかわからないので、やはりワクチンによる予防が大切であると思った。外来で診療していても、ノロよりも子どもはやはりロタがしんどい。経過も長く、なかなかよくならないケースが多い。
講演Uでは、水痘ワクチン、小児13価肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチン、HPVワクチンについて実にわかりやすく説明していただいた。とにかく衝撃だったのは、B型肝炎ワクチンはすでに北朝鮮でも定期接種になっていて、日本が取り残されているらしい。確かに任意でもB型肝炎ワクチンを接種するお子さんがとても増えてるがまだまだ接種率は低い。
いつも思うけど、適切な情報を保護者の方に提供して、一人でも多くのお子さんがワクチンで防げる病気にかからないようにするのが私達小児科医の大切な役目だ。
Posted by さかざきひろみ at 20時44分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2014年02月27日(木)
思春期の生理痛 [漢方薬]
これがメインでクリニックに来られる方は少ない。
たいてい、風邪かなにかで来院されたおりに、最後にお母さんから
「この子、生理痛がひどくて、いつも市販の痛みどめを飲んでいるのですが、どこか婦人科とかにかかったほうがいいですか?」とよく聞かれる。
そんな時、私でも、よければどうぞどうぞ、なのだ
実際、小学校高学年から中学生でも生理痛を訴えるお子さんが多い。
鎮痛剤でましになるらしいけど、そうなると、今後何十年も毎月鎮痛剤を飲まないといけない(もちろん体質が変わるということもあるが)
こんな時、ぜひ、漢方薬試してみませんか?とお母さんと本人にお話する。
漢方ってまずいからという話にもなるが、体にあう漢方薬は美味しいよ、錠剤やカプセルもあるよ、保険もちゃんときくよ。なんて話になる。
しかも、飲み続けないと効かないということもなく、体にあうものはスパっと効く。(もちろん、とても症状がひどい場合は何か器質的な疾患があってはいけないので、同時に婦人科受診もすすめる場合もある。)
本人の体質によって、お薬は変わるけど
桂枝茯苓丸、当帰芍薬散、当帰建中湯、思春期の女の子は、大抵このどれかが効くことが多い。
桂枝茯苓丸を飲んでる女の子が一番多いかなあ。これはシナモンの香り。
また安中散という胃薬がとてもよく効いたお子さんもいた。
安中散は胃薬なのだけど、胃痛だろうが生理痛だろうが、腹痛一般によく効く。
安中散の口訣には、「やせ型で冷え症の、甘み好きには、安中散」というのがある。実際、とっても細くて冷え症の女の子にこのお薬がよく効いて、冷え症も生理痛も胃腸が弱いのもぜーんぶ治ってしまった。
しかも、カプセルでとても飲みやすい。
芍薬甘草湯はこむら返りの薬で有名だが、これは筋肉の痛み全般に有効。子宮も筋肉からできているので、生理痛に効いて、痛い時だけ飲んでいるお子さんもいる。私はお腹をこわしてしぶり腹のときにこれがかかせない。めっちゃ良く効く。腸管も筋肉だものね。
漢方薬は他にも女性に優しいお薬がいっぱい。
漢方薬は女性の味方なのだ。
ただ、大人の女性の場合は、お子さんのようには簡単にいかないことも多くて、なかなか難しい。
Posted by さかざきひろみ at 19時09分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 4 )
2014年02月23日(日)
母と娘
年末に参加したパーティ。
先日、プロに撮ってもらった写真を頂いた。
娘との2ショットはたいてい、カメラにむかってピースだけど、こちらのほうが自然な母娘の感じがでて気に入っている。
これは娘が私を見つめる。
そして、これは、私が娘を見つめる。
一番好きなのはモノクロのこの写真。
抽選で当たったダイヤのペンダントを私がつけてあげているところ。
花嫁とその母って、こんな感じかしら。
Posted by さかざきひろみ at 17時11分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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