2016年11月15日(火)
吐いた! [クリニック情報]
毎年、この時期『吐いた!』と受診されるお子さんが多い。
ほとんどが、ウイルス性胃腸炎でおなかの風邪で原因はやはりノロウイルスが多いよう。
『ノロやったらどうしよう?』と心配される方も多いが、ノロもノロ以外のウイルス性胃腸炎もおなかの風邪で治療方針に変わりはない。
症状は、嘔吐から始まることが多い。
吐いた直後から、のどが渇いて水分をとっては吐くを繰り返す。実は、嘔吐直後はたくさん飲むと必ず吐くので、しばらくは飲まないほうがよい。
嘔吐がおさまってからは、OS1などをひとさじずつ、少しずつ飲むのがよい。下痢をしたり、熱がでる場合もある。
しかし、お子さんの場合は、たいてい2-3日で軽快している。
他には溶連菌も流行っている。
普通は、のどが痛くて熱がでたりするのだが、溶連菌感染症でも嘔吐腹痛を訴えるお子さんも結構多い。
診察で、のどを診ると真っ赤。検査すると溶連菌+
こちらは、抗生剤内服が必要となり、胃腸炎とは治療方法が違ってくる。
そして昨日、今シーズン初のインフルエンザA。
いつも一人目がでてから、1か月ぐらいしてから流行することが多いので、年内に流行する可能性もある。
インフルエンザワクチンの予約状況も満杯になりつつある。
ご希望方は早めにご予約くださいね。
Posted by さかざきひろみ at 19時19分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2016年11月13日(日)
ガーデニスト?? [おうち]
秋のガーデニング第2弾。
今日は、暖かくてまさにガーデニング日和。お花の苗を大人買い!
今回は、チューリップにも挑戦。
お花を植えるより、結構時間がかかった。春に咲くかなあ?
寄せ植えも一気に完成!
ビオラパンジーコーナー。奥にはマーガレットやデイジー。さらに下には、チューリップやムスカリの球根も。今は、まばらだが、お花がどんどん増えていくはず。
ビオラやパンジーには色々な種類がたくさん。
フリルタイプ、軽井沢、八ヶ岳パンジー、冬咲きなどなど。
ブーケタイプの葉牡丹も可愛い。
夏のお花がまだ綺麗なので、年内あと1-2回はお花チェンジが必要。
今日は、クリスマスツリーも一気に飾りつける。お家がキラキラ。一気にクリスマス気分。
キラキラといえば、こんなボールペンを頂いた。ママの手作り。しかも、ピンクのアクセントがとっても可愛い。ありがとうございます。
ダンサー、ランナー、ドクターそして、ガーデニスト。
私には色々な顔がある。あっ、ダンスのお衣装もあるので、お針子さんの時間も作らなきゃ。
お料理つくってお掃除する主婦の時間もいっぱい。もちろん、医学は日々進歩しているのでお勉強の時間も。
起きている時間が短いので、1日中動いているような...。でも、そんな日常が好きなのよね。
Posted by さかざきひろみ at 16時23分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2016年11月10日(木)
びっくり!すぐ効く! [漢方薬]
フルマラソンを走ったAちゃん、ほとんど筋肉痛もなく翌日も元気にお仕事。実は彼女には、前もって芍薬甘草湯をマラソン前、マラソンの途中に飲むように進めていた。
彼女のお友達も、前回は筋肉痛があったのに、芍薬甘草湯のおかげで今回はとっても元気なのだそう。
私もパパも、ハーフマラソンのとき、筋肉痛予防に芍薬甘草湯。マラソンポーチに入れといて、途中にも内服。ほんまに効果抜群!
芍薬甘草湯は、芍薬と甘草の2種類の生薬で構成されている。
漢方薬は生薬の組み合わせなのだけど、この数が少ないほど即効性があり、また多いほどゆっくり効果がでる。
この芍薬と甘草には筋肉の緊張を緩めたり、痛みを軽減させる作用がある。だから、筋肉のあるところの痛みにはすべて有効。
@ 有名なのはこむらがえり。骨格筋に働いてあっという間に症状は軽快する。ゴルフ大好きな先生方は必ず、これを持ってコースを回るそう。マラソンのとき、足がつってるランナーをたくさん見かけた。芍薬甘草湯をどうぞと何度も渡したくなった。
A 腸管も筋肉。だから腹痛にとても有効。しぶりばらになって、冷や汗かいて、トイレで「神様ごめんなさい。」とおなかをかかえて冷や汗をかいているとき、これを飲むと本当に楽になる。私は何度このお薬のお世話になったことか。
これだけで、漢方知っててよかったと実感。
B 子宮も筋肉。生理痛にもよく効くらしい
C 横隔膜も筋肉。なので、しゃっくりににも有効
D 胃も筋肉なので、胃痙攣にも有効
E 胆石の痛みや尿管結石の痛みにも有効らしい
漢方はゆっくり効くというイメージがあるけど、実は即効性のあるお薬も多い。
上記のトラブルで困っていたらぜひ一度芍薬甘草湯を試してみてね。
Posted by さかざきひろみ at 21時12分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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