2018年03月31日(土)

年度末最終日は [漢方薬]

千福先生の講師育成セミナー。15時から20時までみっちり5時間。
光栄にもサポート講師として参加させて頂いた。

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千福先生の講義は「5と6の話」
傷寒論の六病位を西洋医学的にわかりやすく説明する方法。
難しい五臓の概念を身近に感じるような説明の仕方、とくにフロイトの概念に関係つけての説明はびっくり。
こんなことを思いつきはるのがすごいわ。

ディスカッションでは10名ずつ4つのグループにわけて、症例の発表会。
プレゼン5分質疑3分。
私は第2グループを担当させて頂いた。

メインは、講演の仕方スライドの魅せ方のアドバイスをするのだが、それぞれの症例が面白すぎて興味深々で逆にたくさん教えてもらった。

私が主にアドバイスしたのは、「もっとこっち見て〜」
ほとんどの方が、スライドの方をみて自分の中で話してしまうのだが、聞き手の方を気にするのも大切。
あとは声の抑揚かなあ。
単調に話すより、抑揚をつけたり感情をこめたほうがよかったりする。
スライドのインパクトも大切。
私はいつもスライドは、物凄いエネルギーをこめて何度も修正しながら作る。それも、以前千福先生や下村先生に教えてもらったらこそ。新見先生から学んだことも多い。
それらを少しでも還元できればと、ちょっと辛口なアドバイス。ほんとにごめんなさい。

それも千福先生の好きな孔子先生の
「良薬は口に苦く病に利あり。
忠言は耳に逆いて行いに利あり」の後半だと思ってね。

千福先生とサポート講師メンバーと。
終わってほっとしたけど、あと2回あるのよね。

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これは今日頂いた中医学用語カード。

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千福先生発案で作成された。
まず漢字が難しい。知らん言葉もたくさん。
きっと覚えることはできへん。
でも中医学の先生はこんなことを考えて処方してはるのよね。奥が深いけど、これにとらわれたら逆に処方できなくなるとの意見も。

Posted by さかざきひろみ at 21時04分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2018年03月29日(木)

腸内細菌

ちょっと前からあちこちで注目されている。

私は、小児科学会オンラインセミナー「腸内細菌叢と宿主の健康・病理」は2回も視聴。先日届いた日本小児アレルギー学会雑誌にものっていた。

ちょっと前のNHKの特集もわかりやすかった。
NHKスペシャル「人体」万病撃退!“腸”が免疫の鍵だった
小児アレルギーと腸内細菌の意外な関係

腸内細菌叢の乱れで起こる可能性のある病気は、
@腸疾患(炎症性腸疾患・偽膜性腸炎・過敏性腸症候群・大腸がん)

Aアレルギー疾患(喘息・アトピー性皮膚炎・食物アレルギー)

B代謝性疾患(肥満・糖尿病・脂肪肝・肝がん・動脈硬化)

C神経疾患(多発性硬化症・自閉症・うつ・不安障害・アルツハイマー病)など。

アレルギーは知っていたが、肥満、糖尿病、うつ病なんかとも関係しているなんてびっくり。

他にも、病原性大腸菌0157への感染しても、腸内細菌叢が良好な人はベロ毒素がでにくい。したがって腸炎にはなるけれどHUSにはなりにくい。

腸内細菌叢に影響がでるのは抗生剤の投与や、食生活の西洋化、乳児期の栄養などと言われている。また、帝王切開による変化などもあるらしい。

腸内細菌のうちクロストリジウム属細菌というのが、免疫が過剰になるのを抑える制御性T細胞を腸内で作っている。重症のアレルギーや多発性硬化症の人はこの菌が少なくなっているそう。

4/8の日本外来小児科学会春季大会で、めぐちゃんが腸内細菌の講演をする。もっと色々勉強できそうで、今からとっても楽しみや。

話が変わるが、今日のダンスレッスンもマンツーマン。

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尺取り虫のようなでんぐり返りはあちこちにあおたんできそう。
脅威の股関節のストレッチは足が引きちぎれるかと思った。
さすがの私ももう少しでギブアップしそう。よく耐えた。

終わったあとにもらった御褒美のようなお土産。
この発芽玄米、そのまま食べてもめっちゃ美味しい。

へとへとになって、帰宅途中に観た桜。お月さまと一緒なのが心ひかれた。

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Posted by さかざきひろみ at 19時48分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2018年03月27日(火)

読書の春

蘭子ちゃんに薦められて読んだ本。
「子育てハッピーアドバイス」シリーズで有名な明橋大二先生の本。

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人と人との間には、心のパイプがあって、それがうまく開通しているときは大丈夫だけど、詰まってしまうと色々なトラブルが起こる。

親と子だけでなく、友達、大人どおし、それぞれ心のパイプがある。

この本には親と子のパイプ詰まりの原因、予防法、解消法のアドバイスが書かれている。
「うちの子全然言うこと聞かないんです。」とよく言われるけれど、親子けんかできるというのは、心のパイプは十分つながっている。

とても面白くて、続けてこの2冊の本も読破。

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これは、私が通勤中に読んでいる本。

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漢方の症例シリーズ。

症例が提示されていてカンファレンス形式でディスカッション。最後に大野先生が答えを説明してくれる。
漢方薬処方の考え方が色々わかって、とっても勉強になる。

漢方関係で他に最近購入したのは、左の2つ。
サイエンス漢方で有名な井齊先生の本と、知り合いのとっても面白い産婦人科の蔭山先生の本。オトナ女子漢方は患者さん向けかな。それにしてもなぜフクロウ?

一番右は、アマゾンで予約した本。何だか面白そう

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そして、最期はこの本。奥が深くとても考えさせられた。

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読書の春、勉強の春だなあ。

Posted by さかざきひろみ at 18時52分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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