2019年05月25日(土)
大阪小児科医会総会・教育セミナー
本日は、年に1回の大阪小児科医会総会。
そのあとは、引き続き教育セミナー。
総会はやっぱり難しい。
議案とか承認とか、収支予算とか、国会みたい。
こういう難しいことややこしいことを、担当理事の方々が一生懸命して下さるからこそ医会が成り立っている。
ありがとうございます。
大阪小児科医会賞は、今年は藤井先生の『在宅所にかかりつけ医事業」からみた小児在宅利用の考察』私も1例だけ、在宅のお子さんを引き受けたが、藤井先生にはほんとにたくさん教えて頂いた。しかもめっちゃ頼りがいがある。藤井先生がいらっしゃらなかったら、たぶんできなかった。
特別講演は近大小児科教授の杉本先生
『小児科医が支える「人生100年時代」』
子どもたちの誰もが経済事情にかかわらず夢にむかって頑張ることができる社会、それには心身ともに健全であることが必要。小児科医がそんな子どもたちのためにできることについて、とてもわかりやすく、ためになるお話しだった。
終了後は懇親会。
いつもたくさんお世話になっている先生方とゆっくり話ができた。
兵庫県だけど、大阪小児科医会に入会したパパも参加。
私が参加するので、今日の晩御飯がないので食べにきた。
おなかいっぱいになって、嬉しそう。
でも、パパまた痩せたなあ。
Posted by さかざきひろみ at 21時00分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2019年05月23日(木)
舌下免疫療法 [診療]
昨年11月〜12月初めにスギの舌下免疫療法を当院ではじめた方は11人。
みなさん、今年のスギのシーズン、症状が軽かった。
中には全く何も症状がない方も。
毎年、薬を飲んでもスギの時期はひどいけど今年は全然違うとのことで、ほとんどの方の感想は「やってよかった」
まだまだ3−5年続けないといけないけど、こんなに早く効いてびっくり。
副反応も、最初の1-2週間は口や舌がピリピリするお子さんがいたが、その後は症状ななくなった。
一方、ダニの方も11月から始めているが、まだまだ効果は少ない。
こちらのほうが時間がかかるよう。
それでも、鼻閉の薬を飲む日が減ったという方もいる。
スギの舌下免疫については、12月中旬から5月中旬まで開始できなかったが、今週から当院でも再開している。
今年スギで大変だった方には、スギの舌下免疫をおすすめしたい。
また、ダニについても、アレルギーが強く、年中鼻閉があるなどの症状がある方もお勧め。
7月に、「舌下免疫療法、はじめの一歩」という題名で短い講演をさせていただくことになった。
アレルギー専門医でも何でもない一般小児科医の私でもできるということをお話できたらと思う。
専門病院にいかなくても、いつものかかりつけの先生のところで、気軽にできればと思う。そのきっかけになればと思う。
Posted by さかざきひろみ at 20時00分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2019年05月21日(火)
外来状況 [クリニック情報]
GWでお休みだったので、感染症の流行は下火だった。
しかし、先週後半からまた熱のお子さんが多い。
手足口病、アデノウイルス。
また、ウイルス性胃腸炎も。
気温が高くなったので、細菌性胃腸炎もある。
びっくりしたのは、もう終わりと思っていたインフルエンザB。
近隣の小学校で流行中。
小学生だけなのかとおもったら、保育園児でも。
そして、もうひとつもう終わったと思っていたRSウイルスも。
よく、熱がでて「感染性のものですか?感染性のものだったら保育園に連絡しないといけないので。」と聞かれることがある。
お子さんの熱はほとんどがウイルス感染なので、感染するものがほとんど。逆に感染しない熱は、敗血症、尿路感染症、川崎病などなので、そちらのほうが怖い。
細かくいえば、鼻水だってかぜなので、感染性のもの。
アデノとかヒトメタニュウモとか名前がついたら大変、
手足口病、リンゴ病だったら大変というわけではない。
一番大切なのは、本人の状態。
機嫌がいいのか、食欲があるのか、ちゃんと睡眠ができているのか。これが、できていないときは、熱がなくても園はお休みしてゆっくりしたほうがよい。
Posted by さかざきひろみ at 19時44分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
【 過去の記事へ 】