2013年10月20日(日)
日本小児アレルギー学会 [学会]
今回50回の記念学会。
アレルギー疾患については、喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどその治療法などがどんどん進歩している。
学会にいって、常に新しい知識を習得することがとても大切。
だけど、今回一番印象に残ったのは、
「学校におけるアレルギー対応」
昨年12月に調布市の小学校で給食による食物アレルギーで亡くなられたお子さんの追悼シンポジウムだった。
ご両親が「失われた命のために」という演題で講演された。
スライドの笑顔の彼女はとても可愛らしいお嬢さん。食物アレルギーと喘息という負担を抱えられていたけれど、前向きで将来の夢は生物学者だったらしい。娘さんの思い出と二度とこのような事故がおきないように議論してほしいというお話だった。普通こういうことがおこれば学校や医療の責任などを追及してしまいがちだが、そのようなことは一切言われなかった。きっと、これまでも言われなかったに違いない。
シンポジウム当日の10月19日が彼女のお誕生日。もしあの事件がなかったら笑顔で12才の日を迎えたことだろう。
ご両親のお気持ちを思うと、どんなに苦しくて悲しいか計り知れないはずなのだけど、実に堂々として心に響くご講演だった。会場のあちこちで涙している方が多かったなあ。
他にも、ためになる講演がたくさん。明日からの診療にしっかり役立てていきたい。
学会の楽しみのひとつは、ホテル。
今回は、インターコンチネンタルのクラブルーム。とても期待していったのだけど、普通のお部屋とあんまり変わらない。朝食ブッフェも種類が少なくて、ちょっと残念。
ただ、人がとっても少ない。お忍びにはいいかもしれない。
お部屋からの景色はいい感じ。
さすが横浜。
帰りの新幹線、パソコンしてたら、また酔ってしまった。
くっ苦しいが、ここで吐くわけには...。
五苓散飲んでたのに..。さらにもう1包飲んだら軽快したが、次からははじめから2包飲もう。
Posted by さかざきひろみ at 15時01分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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