2024年05月09日(木)
ちょっと気になるお子さんたち
外来で、ちょっと気になるお子さんたちの相談をよくうける。
その頻度はとても増えている。
言葉が遅い、保育園での集団行動が苦手、こだわりが強い、
かんしゃく、多動、ころびやすい、偏食、体幹が弱いなどなど。
まだ小さいお子さんたちは、診断もなかなか難しいし、すぐに児童精神科に受診というわけでもない。
早期療育を希望されることも多い。
そんな時、生活リズムについて色々アドバイスしている。
これが、とても大切なことでもある。
@早寝早起き、21時までに眠る習慣。
Aテレビやスマホ、ユーチューブの視聴をひかえる。
Bしっかり運動すること。
健康な発達には、脳の前の部分の前頭前野が関係している。
それに、関連している神経伝達物質は、ドパミン、ノルアドレナリン、セロトニン。
セロトニンは、環境にとても影響される。
それが、上記の生活リズムの改善。
また、4歳までの睡眠は前頭前野の発育にとてもかかわっている。
ドパミンやノルアドレナリン神経系は、褒めて育てることで活発化するし、逆に愛情不足や叱責はこれらの神経系の働きを低下させる。
しっかり睡眠をとって、いっぱい褒めてあげるということがとっても大切。
そして、小さいうちはメディアに触れないほうがよいね。
Posted by さかざきひろみ at 18時30分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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