2024年04月11日(木)
帯状疱疹予防ワクチン
帯状疱疹の患者さんが増えている。
高齢者のイメージだけど、実際には、子どもでも若い人でも発症している。
実際にかかると、とても辛くて神経痛という後遺症を残すととても大変。
予防ワクチンについて
「シングリックス」「水痘ワクチン」がある。
違いについては、以前ブログでもアップしたが以下のとおり。
@水痘ワクチン
子どもに接種する水痘ワクチンと同じで、2016年から帯状疱疹予防として認可された。
生ワクチンで皮下注射。
接種回数は1回だが、予防の持続期間は5年程度なので、5-7年ごとに追加接種が必要となる。
発症予防効果は約60%で料金は当院では6000円。
生ワクチンなので、妊婦さんや免疫不全の方には接種できない。
Aシングリックス
2020年に認可された不活化ワクチン。
2ヵ月あけて2回接種が必要。
発症予防効果は90%と高く、持続期間も9年以上と長い。
神経痛予防効果もこちらの方が高い。
ただ、1回2万円以上で、2回接種が必要となるので、費用がかかる。
また、筋肉注射なので、接種時の痛みがあって、接種後の副反応も水痘ワクチンより強い。
不活化ワクチンなので、免疫不全の人も接種可能。
以前は50歳以上が適応だったけど、今は帯状疱疹に罹患するリスクが高い18歳以上の成人が対象になっている。
効果的なのは、もちろんシングリックス。
しかし、これが接種したあとが結構辛いらしい。
コロナワクチン後のような、熱がでたり倦怠感がでたり。
ただ帯状疱疹に罹患するともっとしんどい。
神経痛が残ってしまうとかなり大変。
抵抗力の弱い主人は帯状疱疹にかかってしまうと、きっととても辛いことになるはず。彼もおびえていて早くワクチンを接種したがっていた。
そして、先日やっと接種。
今までコロナワクチンでは、最後の5回目に少し腕が痛くなっただけ。多分大丈夫かなと平日に接種。
だけど、接種後から腕の痛み。
そして、24時間後ぐらいに、今まで感じたことのない倦怠感。お仕事だったので、とっても辛かったとのこと。
でも実際にかかることを考えると、1−2日で軽快するのだから、やはりワクチンは大切。
私はちょっと前に水痘ワクチン接種。
実際、クリニックでも水痘のお子さんと出会うので、そのとき免疫力アップ。
でも、いつかシングリックスも接種しなくては。
Posted by さかざきひろみ at 19時12分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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