2009年11月15日(日)

ゆりの災難

それは、娘の試験の最終日の朝のこと。
吐き気が夜中からあり、朝もすごいしんどそうだ。
試験を休むと追試になるので、絶対に行くとのこと。
しかし熱も38度。
私「もしかして、インフルエンザ??」
ゆり「絶対違うわ。前インフルになったときは、熱がしんどかったけど、今日は気持ち悪いけど熱のしんどさがないねん。インフルエンザでは絶対にない。」
私は確かにその通りだと納得。
とりえず、五苓散の内服で吐き気は随分にましになり娘はテストにむかった。
心配して昼頃メールしたところ、大丈夫とのことだった。

しかし悲劇はその夜におこった。
実は、その日は私と主人が琵琶湖に行った日で夜娘は一人だった。

夜中に、娘は今度は変なしんどさで目がさめたらしい。
すると全身に発疹が....。
さらに顔もむくんで腫れている。
その発疹をみて、彼女は映画「感染列島」やテレビの「ブラッディマンディ」の殺人ウイルスのことを思いだして、とっても怖くなったそうだ。
全身の発疹におびえつつ、シャワーをあびたら、ちょっとましになったらしい。

翌日帰宅した私にこの話をしてくれて、ましになった発疹をみせてくれた。

発疹の正体は「じんましん」だった。

「じんましんやんか。アレグラでも何でもうちに薬あるのに。何で電話せーへんかったん。」
「だって、夜中2時ぐらいやし。もう寝てると思ったし。シャワーしたらちょっとましになったから...。でも、リンデロンVGを必死になって塗ったけど全然よくならへんかった。」

そう確かにシャワーしたら、身体をさますのでじんましんはましになるはず。しかしリンデロンは効かない。
きっと試験疲れとウイルス性胃腸炎で体調悪かったからじんましんがでたのだろう。

しかし娘の災難はそれだけではなかった。

「まま。それだけ違うねん。ゆり、胸にしこりあるねん。」
「えーっ」これにはさすがに驚いた。
しかし見ると、しこりではない。
左胸だけが、授乳婦のように腫れている。授乳もしてない娘が乳腺炎になるわけもない。
よく考えてみると、どうも、急性のじんましんが乳腺組織にでたようだ。
こんなの見たのは私も医師になって初めてだ。ほんまにひどいじんましんだ。

じんましんに関しては、アレグラ+十味敗毒湯で随分ましになり、あと左胸の腫れは、なかなか引かなかったので、乳腺炎に効く葛根湯も一緒に飲ませてみた。
彼女は私に「手後れになれへん??」となぜか心配してたが、乳腺の浮腫としか考えられなかったので
「大丈夫や。」

アレグラ飲むと、眠気がぬけないので、すぐに中止してその後漢方のみで、娘のひどーいじんましんはましになり、無事に胸ももとにもどった。

画像(112x180)・拡大画像(400x640)

これまでも、なぜか、私は娘の災難のときにいつもいない。
鎖骨骨折のときも、顎の外傷で縫合したときも、インフルエンザのときも..。
母親失格やなあと思いつつ、彼女は私に頼らず一人でなんとかする強さを持っている。

私のいない夜は、不安だったろうなあ。
でも一人で殺人ウイルスかも、乳ガンかもと脅えながらシャワーを浴びている姿を想像すると、ちょっと可愛すぎて笑ってしまった。
ほんまに、私はだめ母だ。
いっつも、ごめんね。ゆりちゃん。

Posted by さかざきひろみ at 17時31分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 4 )

2009年11月10日(火)

あっという間に [クリニック情報]

本日から、新型インフルエンザワクチンのWEB予約を開始したが、あっと言う間に一杯になった。
履歴をみると、180枠が約15分ぐらいで。
たくさんの方が予約がとれなかったために、朝から電話がなりっぱなしで、
受付スタッフは電話から離れられない状態だった。
「次はいつですか?」
「キャンセル待ちはできますか?」
「0時に起きて、5時に起きてみたけどだめだった。」
「他にどこのクリニックに問い合わせたら接種できますか?」などなど...。

「すみません。」
「申し訳ありません。」
「次は、いつかは全くわかりません。」というスタッフの声を診察しながら、何度も聞いた。

今回、「基礎疾患のない1歳から小学3年生までの小児」のワクチン接種が早まったけれど、ワクチンの出荷本数は少ないままだ。
ぜんぜん、足りないのだ。

政府はしきりにマスコミ報道等で小児の接種を早期に開始すると言っているが、
肝心のワクチンを充分に流通させてない・・・ 
ほんとうに、どうしようもない。
希望したワクチンのほんの20%だけ、そして次回も10〜20%だけ...。

次の出荷は12月初旬らしいが、やっぱり詳しいことは全くわからない。
今クリニックへ電話でお問い合わせされても、「まだわかりません。」としか言えない。
お母さん方のお子さんを思う気持ちはとってもわかる。
だから、何が何でもワクチン接種しなければと必死になる気持ちもわかる。
でもインフルエンザワクチンは万能ではない。
接種しても罹る方もいるし、接種しなくても罹らないお子さんもいる。

それと、最近MRワクチンやDPTワクチンの予約が以前に比べて非常に少ない。きっとインフルエンザワクチンのせいだと思うのだが、これらのワクチンもとってもとっても大切だ。特に1歳になったらできるだけ早くMRワクチンを接種してほしい。どうか、他の大切なワクチンのことも忘れないでほしい。

最後にもう一度。
今日は皆さんに大変な思いをさせてしまいました。
前日、夢にまで見たというお母さんもおられました。
お母さん方の気持ちを考えると、できれば、皆さんに接種してあげたいです。
ご期待に応えることができなくて、「いいよ。」って言ってあげられなくて、私も辛いです。
本当に本当にごめんなさい。

Posted by さかざきひろみ at 18時07分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 6 )

2009年11月08日(日)

ようやく..でもね.. [クリニック情報]

やっと、当院の新型インフルエンザワクチンの納入量が決まった。
しかも、希望していない10mLバイヤルが2本も...。
10mLバイヤルは希望しないって○したのに。
いったいどうなってるねんって、いいたくもなる。

なぜ、私が混乱しているかというと説明しよう。

新型インフルエンザワクチンは一瓶(バイヤル)あたり0.5ml,1.0ml,10mlがある。0.5ml入りはチメロサールフリーでこれは主に妊婦さん用でうちには納入されない。
通常季節性ワクチンは1mlだ。

問題は10mlのバイヤル
大人は1回0.5ml接種なので、10mlバイヤルでも20人ぐらいだ。
しかしお子さんの場合は6歳未満は0.2mlで6歳以上13歳未満は0.3mlなので、極端な話、全員6歳未満だと、なんと50人もの方に同時に集まってもらって接種しないといけない。しかも、このバイヤルは24時間以内に使用しないと廃棄しないといけない。
この時期、季節性ワクチンも予約一杯で、一般診療もいろんなお風邪のお子さんで一杯で、ほんまにど−せぇっちゅうねんって言いたくなった。

しかし、文句言っても主人ぐらいしか聞いてくれへんし、悩んでてもしかたない。
接種できる日を作らないといけない。しかも混乱しないようにスムーズに接種できる日を。

悩んで、悩んで、スタッフにも相談して、
ここの、休憩時間減らして、この日は残業してもらってもいい?、この日休みだけど出勤できる?、なんて聞いてみて....。

何とか、何とか予約枠、完成したかも。

今回納入ワクチンで接種できるだけの枠ができた。
しかし、まだまだ希望される方に比して非常に少ないと思う。
今年は、季節性もワクチンに限りがあったので大変だった。
ただ、季節性の場合、直前にキャンセルされたり、予約されても来院されない方もいた。
その場合も、ワクチンは、その日中に使用しないといけないので、その分廃棄していた。もっと、早くにわかっていたら他のご希望の方に接種できたのにと思ってしまう。

今回は、ワクチンはもっと貴重なので、できれば廃棄などしたくない。
万が一、今回予約されてキャンセルされる場合はできるだけ早くご連絡下さい。
宜しくお願いします。

主人のところは、まだ納入本数もわからないらしい。
しかし、すでに心臓病のお子さん80人の方が11/16に予約されている。本数がわからないので、重度の心臓病のお子さんがわざわざ来院されて接種できなかったということもあるらしい。主人もめちゃ悩んでた。

今回の新型ワクチンについては、大騒ぎで混乱して悩んで、どこの医療機関もほんまに大変だ。
次の納入も、いつかわからないため、2回目の接種も確定できない。今度は希望本数の10-20%らしい。
いったい、この騒動はいつまで続くの???

Posted by さかざきひろみ at 16時26分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

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