2013年12月15日(日)

とうとう [クリニック情報]

ウイルス性胃腸炎が大流行。

ちび問診票にはたいていの方が、嘔吐に○をつけている。
ノロウイルスの方もいるが、そうでないお子さんもいる。
どちらにしろ、ウイルス性胃腸炎(おなかの風邪)だし、治療方針もかわらない。
ノロがでたら休園して、そうでなければ登園できるというわけでもない。
どちらも、嘔吐や下痢がひどければ、お休みが必要だし、症状が軽快しても食欲がもどるまではお休みしたほうがよい。

何度もブログにupしているが、抜粋して説明しますね。

症状は、突然嘔吐。
しばらくして下痢になったり、またお熱がでたりする。
でも、嘔吐だけで下痢のないお子さんや下痢だけのお子さん、熱のでない方もいる。

ウイルス自身に効く薬はなく、いかに上手に水分摂取をするか、またその後の食事療法がとても大切になる。

@吐いているときは何も飲ませないのが大切。
 吐いてすぐに、ごくごく飲むと大抵全部吐いてしまう。お子さんが、欲しがってもすぐにはあげないほうがよい。
ウイルス性胃腸炎での嘔吐は、悪いものを出してしまって胃を休めるという生体の防御反応なので、胃が空っぽになったらたいてい嘔吐はおさまってくる。だいだい嘔吐して2-3時間ぐらい。
A吐き気がおさまってきたら、OS1などのイオン飲料をスプーンでひとさじずつ、しばらくしてまたひとさじを少しずつ飲ませる。
このとき、お茶や水ではなく、塩分や糖分も補えるイオン水が一番。普通のポカリも薄すぎる。
吐いたあとに牛乳の欲しがる強者のお子さんもいるけれど、もちろん牛乳は嘔吐してしまうのでやめたほうがよい。
B嘔吐したその日は、無理して食べなくてもいい。
何とかイオン飲料を飲むことができれば、翌日からおかゆやうどんなどの消化の良いものを少しずつ食べるのがよい。
この時、お子さんが欲しいからといって、からあげやカレー、たこ焼き、ポテトなど食べさせると、また嘔吐したり下痢がひどくなって症状は悪化する。
しかし、なぜかお子さんはマクドを食べたがるから不思議。

スタッフたちも、外来で嘔吐したお子さんたちのケアに走り回っている。お子さんは予期せず突然嘔吐するから大変だ。
嘔吐だけで、排便のないお子さんは浣腸することが多いので、看護師さんたちは浣腸に大忙し。
水のバランスを整える五苓散座薬もとぶように無くなっている。
先週、発表会やもちつき大会の園もあった。これからクリスマス会などもあり、しばらくは流行が続くかなあ。

Posted by さかざきひろみ at 13時07分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2013年12月14日(土)

やっと

来週は大阪小児科医会の忘年会。
そこで、クリスマスプレゼント抽選会なるものをする。
私は3−5等のプレゼント係。
1−2等の高値なものは、任せてもらえない。
3−5等も「キラキラ、ぷにぷに?したものばかり買わないように」と釘をさされた。

画像(240x180)・拡大画像(640x480)

先生方にお伺いをたてながら、やっとプレゼントを購入。
内容は、ひ・み・つ。
土曜日は朝早くから、4等を可愛くラッピングして、医会に送るその他のグッズといっしょに段ボールに梱包してやっと完成。

さらにさかざきスペシャルプレゼントとして用意したbooちゃん。
4-5等のかたにもれなくついてくる。

画像(240x180)・拡大画像(640x480)

しかし、とっても安物なので、さわるとかなりベタベタ。
このままお渡ししたら、「ベタベタしてるやんか。」とお叱りをうけるに違いない。
それで、Booちゃんたちをお風呂にいれて、洗剤でゴシゴシ。
見かねて、戎さんもお手伝いしてくれた。

画像(240x180)・拡大画像(640x480)

お風呂のあとはザルで水切り。

そして、今はクリニックのテーブルで乾くのを待っている。
月曜日に、これをまたまたラッピングして、後は箱につめるだけ....。
皆さん、喜んで下さるだろうか???

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

可愛い♪♪

Posted by さかざきひろみ at 21時15分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2013年12月12日(木)

母の言葉

一人暮らしの娘は、もう5年生。
ポリクリがとても大変そう。
とくに外科の実習は、オペ中は朝から夜までごはんも食べれず、トイレにもいけない。水分とるとトイレに行きたくなるので、飲んだり食べたりしないようにしているらしい。
つくづく外科の先生方は凄いとあらためて思う。
私のころは、実習はこんなに大変ではなかったのに。
弱音もはがず一生懸命頑張っている娘に
「今はとても大変やけど、いつかその苦労がきっと役立つときがくるから頑張ってね。」と声をかけた。

これは、実は母が私に言ってくれた言葉。
丁度、百合が1歳ぐらいで、私が勤務医のころ。
働いていた病院はとても忙しく当直はもちろん、重症で家に帰れなかったり、夜中に呼び出されたりしていた。

その日も深夜に患者さんが急変して呼び出しがかかった。主人も当直で、私は寝ている娘を毛布にくるんで実家に預けにいった。
寒空の下、眠る娘をみてさすがの私も少し悲しくなった。
きっと辛い顔をしていたに違いない。
そんなとき母が「今はとても大変やけど、いつかその苦労がきっと役立つときがくるから頑張りなさい。」と声をかけてくれた。

実際、そのころの経験が今の私にとても役立っている。
その時の母の言葉が忘れられない。
まさか同じ言葉を娘にかけるとは。
彼女はまだ学生なので、いまのしんどさはまだまだ序の口。
これから沢山苦労をする。
もっともっと強くなって、私のようにいつかこの言葉を思い出して欲しい。
頑張ってね。百合ちゃん。
ママとパパもあなたの味方なので、たまには弱音をはいてね。

Posted by さかざきひろみ at 19時50分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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