2014年04月10日(木)

インフル0の日 [クリニック情報]

今週になって、まだインフルエンザBやらA型のお子さんもちらほらいたけれど、今日は久しぶりにインフルエンザのお子さんは0。
暖かくなったし、これでもう終わりかな。

変わりに4月から保育園に行き初めて、お咳や鼻水、さっそくお熱がでて来院されるお子さんが増えた。
保育所デビューすると、咳鼻はずっと続いたりする。これは風邪がずっと治らないのではなくて、次々とウイルス感染を反復しているため。
さらに、はじめは週1回ぐらいお熱がでたりする。
保育所はウイルスがいっぱいで、はじめはたくさんかかってしまうのだ。私はこれを『保育所症候群』と勝手に呼んでいる。

おじいちゃんやおばあちゃんが、体調悪いときにお子さんをみてくれる所はいいのだけど、だれもいない場合はとっても大変。保育所からの呼び出しがしょっちゅうで、ママも仕事が休めないと焦ってしまう。
ママは周りからも責められるようで、仕事との板挟みで今までも診察室で多くのママ達が涙を流していた。
だけど、これも1年もすれば皆強くなって、びっくりするほど元気になっていく。
大変だけど、この時期を何とか上手く乗りたい。

そして、明日から名古屋で日本小児科学会。
クリニックは11日(金)12日(土)と休診します。ご迷惑をおかけしますが宜しくお願いします。

全然関係ないけど最近購入したもの。
春のシューズ。実はヒールもピンクのラメ。

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coccapaniのワンピース。
ここのは、ラインがとても綺麗でお気に入り。なんと3年連続で購入してた。
ほんとは学会用のお洋服を見にいったのだけど買ったのはこれ。
さすがの私もこれは着ていけない。

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Posted by さかざきひろみ at 19時35分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2014年04月06日(日)

風疹ワクチン [診療]

この4月から大阪市でまた助成が始まった。
対象ワクチンは麻しん風しん混合(MR)ワクチン、風しんワクチンのどちらか。
  (風疹ワクチン接種費用助成のお知らせ)
対象は
(1)妊娠を希望する女性
(2)妊娠を希望する女性の配偶者(妊婦の配偶者を含む)
年齢制限はない。

ただ、助成で接種するためには風しん抗体価がHI法で16倍以下、EIA法で8.0未満という条件が必要。
抗体検査は、医療機関でもできるが費用がかかる。
保健センターで実施すれば、無料でできるのだが、検査日は月2回だけとなる。
 (風しん抗体検査のご案内)

抗体検査の結果はいつのものでもいいらしいので、お子さんを妊娠したときに産科で検査したものがあればそれでも大丈夫とのこと。

ただ、実際は風疹の抗体価32倍でも不十分な場合があるのだけど、今回は16倍以下の方だけとなった。

前回と違うところは妊婦さんのだんなさんだけでなく、妊娠を希望する女性のだんなさん全員になった。すでに、多くの方がワクチンを接種されたのだが、まだの方は是非この機会に接種してほしい。それと、麻疹も問題なので、できれば麻疹風疹混合ワクチン接種をお勧めしたい。

おととしから去年にかけて大流行した風疹。
その結果43人もの赤ちゃんが「先天性風疹症候群(CRS)」と診断された。風疹はワクチンで予防できたのに、こんなに多くのお子さんがその被害にあった。風疹の流行は従来のワクチン政策で接種機会のなかった成人男性が中心で、男性から妊婦への風疹感染でCRSが起きている。
CRS根絶のためには、もっともっと積極的にワクチン接種の徹底が必要かと思う。

Posted by さかざきひろみ at 08時58分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2014年04月05日(土)

4月なのに [クリニック情報]

とっても寒い。
せっかく冬物をしまいかけていたのに。
だけど、この寒さも明日までらしい。
明日の学会に着ていこうと決めてた春物が寒すぎて着れない。
どれにしようかまたファッションショー。

外来では相変わらずインフルエンザBがなくならない。
数は減ったけど、だらだらと続く感じ。
ほかには、ウイルス性胃腸炎。
ロタウイルスやそれ以外のものや。
ただ、ロタウイルスは前年ほど流行してない。
これは、大阪でもロタワクチン接種率は50%を越えて集団免疫効果もあるらしい。
公費負担のある名古屋ではロタワクチン接種率はなんと70%。ロタウイルス胃腸炎のお子さんはとてもしんどそうで、是非ワクチン接種をお勧めしたい。

あと、熱が4-5日続き、咳やぜいぜいがひどいお子さんが増えてきた。もしかしてと思い,検査してみたらやっぱりヒトメタニュ−モウイルス。検査してみたらみんな陽性。
そういえば毎年この時期に多かったのを思い出す。

ヒトメタニュ−モウイルスについて詳しくはこちら

4月からこのウイルスの検査が保険が効くようになったけど、6才未満でしかも胸部レントゲンを撮って肺炎が強く疑われる症例のみ。
しかし、必要ならそうでない場合も検査することもある。診断しても 有効はお薬はないけれど、お母さんへの情報提供ができる。お母さん方に、熱が続いて咳もひどいけど、原因はウイルスなので抗生剤はいらない。自然治癒を待つしかないけど、上手に乗り切りましょうと説明できる。これが一番大切かなあ。

Posted by さかざきひろみ at 19時11分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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