2014年01月09日(木)
小児肺炎球菌ワクチン [診療]
小児肺炎球菌ワクチンプレベナ−が11月から13価に新しくなったということについては、このブログでも何度かアップした。
そして既に7価で4回接種したお子さんについては、自費になるが補助的追加接種をお勧めしてきた。
過去の記事はこちら @ A
しかし、先日肺炎球菌による髄膜炎を発症した2歳のお子さんの話を聞いた。
発熱して、短時間で意識がなくなり、痙攣が重積しショック状態となった。
入院して、ただちに血漿交換や透析などの集中治療が行われたが、全く反応せず5日後最悪の結果となった。
そのお子さんは7価プレベナ−は接種していたらしい。
どのタイプの肺炎球菌かは不明だが、もし11月に13価プレベナ−を接種していたら、髄膜炎は発症しなかったかもしれないと思うと、本当に悔やまれる。
さらに当院でも、先日肺炎球菌による敗血症を発症したお子さんを経験した。すでにプレベナ−7価を4回接種していた。このお子さんの菌型は19Aでプレベナ−7価には含まれていないタイプだった。髄膜炎も発症せず、後遺症なく軽快したので、本当によかった。
きっと、この親御さん達は、13価プレベナ−の補助的追加接種について知らなかったに違いない。
実際、そのことについて知らない方が多いのも事実だ。
後になって後悔してもおそい。
細菌性髄膜炎は本当に恐ろしい病気で、小児科医としてもう二度と経験したくない。
どんなに早く病院に受診しても急変して間に合わないことも多いので、予防が大切なのだ。
13価プレベナ−の補助的追加接種が、まだのお子さんはできるだけ早く接種をお勧めしたい。
もちろん、生後2ヶ月になったら、すぐにヒブとプレベナ−の接種を開始して下さい。
Posted by さかざきひろみ at 19時15分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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