さかざKIDSブログ

2014年01月16日(木)

注意報 [クリニック情報]

今週の連休明けから、どっとインフルエンザの方が増えた。
A型がほとんどだが、B型も多い。
感染症情報によると大阪市西部が特に多く、注意報がでている。
現在の分離状況では、A(H3N2)が53%、A(H1N1)pdm09が25%、B型は12%らしい。
A(H1N1)pdm09は2009年に流行した新型のタイプで、一部に抗インフルエンザ薬耐性のものがでているとのこと。

外来でのお子さんも、見ただけで、これぞインフルエンザと診断できるぐらいしんどそうなお子さんが多い。
例年までは、えっほんとにインフルというぐらい元気なお子さんの方が多かったのに...。

そして、今日大阪小児科医会の理事会で、大病院にはすでに重症例がでているというお話。
過去に新型が流行したときに見られた重症肺炎例や、急性脳症の症例など。
タミフルやイナビルを処方されたが重症化してしまった例や、突然の痙攣重積から発症した例など。
そういえば、以前当院で経験した新型インフルエンザの重症肺炎のお子さんも熱がなかった。突然の呼吸困難で、喘息の大発作かと思ったが、搬送先の病院で2−3日して新型インフルエンザが分離された。こうなるとどんなに早く受診しても間に合わない。やっぱり、絶対ではないけれど重症化の予防はワクチンだろうか。

インフルエンザの検査は、発症後(熱がでて)12時間以上たたないと陽性になりにくい。時間がたってないのに検査して陰性でもインフルエンザでないと確定できない。お鼻の検査も痛いし、熱がでてすぐ受診されるお子さんは状態が安定していたら翌日まで待って検査している。

しかし、発症早期に診断できる機器もある。発症6時間未満での陽性率は84.6%で、確かに従来のキットより高い。しかし、これも100%ではない。どうすれば効果的なのかメーカーの方とお話をして購入を考慮しようと思う。

とにかく、熱がでたらすぐに救急へということでもない。状態が落ち着いていたら、12時間待って検査したほうが確実かと思う。

Posted by さかざきひろみ at 18時04分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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