2018年12月20日(木)
とうとう [クリニック情報]
外来では、インフルエンザが増えている。
今のところすべてA型。
西区や港区の小学校で学級閉鎖。
しかし、幼稚園や保育園では1人ぐらいで、まだそんなに流行していない。
今日明日で冬休みに入る幼稚園は年内は大丈夫。
保育園は28日ぐらいまであるから、もしかして流行するかも。
幼稚園や保育園では、インフルエンザよりウイルス性胃腸炎の方が多い。
インフルエンザが流行すると
皆さんの願いはもちろん「罹りたくない」
もちろん一番のそなえはワクチン。
さらに手洗いうがいも大切だが、
私は一番は良質な睡眠だと思う。
本当は22時から24時のメラトニンが一番分泌されている時間には絶対寝ていた方がよいのだけど、さすがに受験生は22時になかなか眠れない。でもせめて0時までには寝てね。
また、寝る前にスマホやタブレットをするとメラトニンは分泌されなくなるので、良質な睡眠でなくなる。スマホは、寝る2時間前にまでに。
そして、バランスの良い食事。冷たいもの甘いものの取りすぎはほどほどに。
やっぱり温かい日本食が一番。
運動も大切かな。
筋肉がしっかりあると、体温があがり免疫力があがる。
50年前の日本人の平熱の平均は36.89度。現在の平均は36.20度まで下がっている。
筋肉量の低下が低体温の一番の原因。
急に運動してもだめなので、普段から車や自転車はやめて、しっかり歩く習慣が大切。
せめて1日30分。
体温があがると基礎代謝も上がって太りにくい身体にもなっていいことづくめ。ちなみに私の平熱は37℃
また、ストレスに負けない心。さらに私はインフルエンザには罹らないという強い気持ち。ストレスも実は身体の体温を下げるらしい。
こうなってくると、睡眠不足でストレスをいっぱい受けている受験生は大変かなあ。
さらにインフルエンザなどの感染症予防には体質にあった漢方薬がおすすめ。
受験生の方には補中益気湯を処方することが多い。
1日1回。そして疲れたときしんどいときは適宜1日3回に増やしてねとお話ししている。
全員が補中益気湯というわけでもない。他には、柴胡桂枝湯だったり、十全大補湯、小建中湯、黄耆建中湯。実に色々なお薬がいっぱい。
Posted by さかざきひろみ at 19時39分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
トラックバック
トラックバックURL
http://www.sakazakidsblog.com/tb.php?ID=2179
コメント
受験生は、みんなストレスと睡眠不足ですよね。ほんとに疲れたときは、たまには休んでぐっすり眠ることも大切かもしれません。ストレスはなかなか難しいけれど、これを乗り越えてまたひとつ成長できるのだと思っています。
あと少し、一番いいコンディションで受験できますように。
赤ちゃんの頃からお世話になり、久々の体調不良で受診させていただきました。気付けばもう受験生になり、背も追い抜かれ、昔のように抱っこで診察室に入ることはなく(笑)、なんとなくさみしい気持ちになりました(^^;;
睡眠不足が原因だと本人も分かっていますが、なかなか改善できなくて、さらにはこのまま冬休み、あっという間に試験日を迎えるのですよね。
どうか体調万全で試験に挑んでほしい!と願います。
優しくアドバイスしていただき、ありがとうございました。