2022年02月27日(日)
小児新型コロナワクチン [クリニック情報]
大阪市では、5-11歳の小児新型コロナワクチンの接種券を2/25に発送される。
(対象は、平成22年4月2日から平成29年4月1日までに生まれた方)
もうすぐ皆さんのところにも接種券が届く。
接種券がきても、色々迷われる方も多いかと思う。
外来では、
「接種します」
「接種したいけど、迷ってます」
「まだ様子をみます」などご家庭によって意見もさまざま。
クリニックの方にも、先日小児コロナワクチンの発注申し込みについてのお知らせがきた。
今回は、30人分だけ。
本数の決定は3/2で、実際には3/9にクリニックにワクチンが届く。
当院では、ワクチンが確保できれば、
3/4(金)に予約を開始して、
3/11(金)に接種を開始する予定にしている。
その次はワクチンは3/30に入荷予定。
たくさんの方がご希望されるのか、あまり希望されないのか、今回のワクチンのご希望人数に合わせて今後の予約枠を考えてたい。
ワクチン接種については、各団体が色々な見解を示している。
日本小児科学会の見解
日本小児科医会の見解
厚生労働省のリーフレット
私なりにもまとめてみたので、参考にして頂ければと思う。
(詳しくはこちら)
さらに、昨日、大阪小児科医会の学術集会でも国立成育医療研究センター 五十嵐隆先生が小児コロナワクチンについてお話しされた。ワクチンが必要か接種すべきかどうか以下の3つについて考えてみて下さいとのこと。
@身体的には
小児は感染しても重症化しにくい
しかし、感染者が増えて、熱性けいれん重積、肺炎、クループ、脳炎のお子さんも見られるようになった。
ワクチン接種の副反応で、心筋炎はあるが、ワクチンによるものは症状は軽い。実際にかかって、心筋炎になるとかなり重症になってしまう。
A心理的には
新型コロナウイルス感染に対する不安。
若年者の自殺やうつ、神経性やせ症の増加。
B社会的には
集団生活に制限、一斉休校。それによって健全な成長の障害。
嫌がるお子さんを無理やりにではなく、ご家庭で、しっかり話し合って接種すべきかどうか考えることが一番大切かと思う。
Posted by さかざきひろみ at 06時22分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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