2010年05月23日(日)
鉄欠乏性貧血 [診療]
先週は、手足口病、ヘルパンギーナなどの夏のお風邪が増えてきた。
しかし相変わらず感染性胃腸炎や水痘、おたふくかぜも多い。
咳がひどくマイコプラズマ感染症が疑われるお子さんも。
あせも、とびひなどお肌のトラブルの方もちらほら。
まるで、冬の感染症と夏の感染症が一緒になっているよう。
金土はなぜか喘息が悪化して来院された方が増えた。なにか黄砂か気圧の変化だろうか?
熱が長く続くお子さんも多く血液検査をする機会もふえたが、その際1歳前後の方で、貧血のお子さんが見つかることが結構ある。
貧血があると鉄の検査も必要だが、一般の検査と容器が違うので、値があまりにも低いともう一度採血させてもらっている。
生後6ヶ月ぐらいまでは、お母さんからももらった鉄が貯蔵されているが、それ以降離乳食がすすまないと鉄不足になりやすい。
乳幼児期は体の成長が著しく鉄の必要量が最も多い時期でもある。この時期に鉄が不足すると、脳を含めて体全体に酸素を運ぶヘモグロビンが減ってしまうので、体の発育などの身体面や精神神経面でも影響がでてくることがある。
鉄欠乏性貧血とわかったら、鉄分を多く含む食品(魚、レバー、肉、緑黄色野菜)なども積極的に摂取することが必要になる。
しかし、小さいお子さんが食事からだけで回復することは難しいので一緒に鉄のシロップも飲んでもらっている。
実際、鉄のシロップをのんで、今まであまりはいはいしなかったお子さんが良く動くようになったり、ひどい夜泣きをしてたお子さんがあまりぐずらなくなったりしている。
鉄のシロップをだいだい3ヶ月ぐらい内服すると、血液の中の鉄と、貯蔵鉄も回復する。
他に、乳幼児期以外でも、偏食がひどい、牛乳を飲み過ぎるお子さんにも貧血が見つかることがある。
母乳やミルクばかりで離乳食が全然すすまない、偏食であまり食事をとらないなどの場合、鉄欠乏性貧血のこともあるので一度ご相談ください。
Posted by さかざきひろみ at 09時08分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
今の時代、まさに強く逞しいのが一番かもしれません。
ただ、これから成長するにつれて、色々な経験をしたり色々な人と出会って、その強さに優しさや良い意味での弱さも加わっていくものです。
ひまちゃんは貧血はありませんが、ずっとこれから偏食が続くのはよくないので、ぐずりに負けないでバランスのよい食事を心がけて下さい。3才までの今が肝心です。
先週は毎日お世話になりました。
咳はまだ止まらず、日中もぐずぐずしています。
この鉄欠乏症というのは、うちの子には当てはまりませんよね?この間採血したときにも貧血についてのお話はありませんでしたし・・・。
最近食事は偏っていますし、ぐずりも半端じゃないです。2歳とはそんな時期なのでしょうが、あの子の強くて逞しい性格が時折不安にもなります。
ネブライザー購入の件も含めて、また受診の時に相談させてください。
いつもありがとうございます☆