2024年08月04日(日)
猛暑 [漢方薬]
毎日35℃以上の暑い日が続く。
体温より暑い日もあるので、とても危険。
熱中症には、十分注意しないといけない。
とにかく予防が一番。
@定期的な水分補給
A適度な塩分補給
B長時間の炎天下での活動をさける
C日陰や帽子の利用
D涼しい服装
E体調管理 睡眠不足や栄養不足は要注意
睡眠と朝ごはんは特に大切かも。
そのうえで漢方薬。
外来でも、熱中症対策漢方薬を取りに来る方が多い。
まずはP五苓散。
屋外での活動が激しくなければ、五苓散だけでもOK。
運動部で激しい活動をする方は、
P五苓散+㉞白虎加人参湯。
これは、どちらも錠剤があるから便利。
私も朝に駅まで1km歩くので、必ず五苓散を飲んでいる。
昼に、屋外を長時間歩くときも五苓散。
そして、運動はしないけど、夏バテでへばっている人には
136清暑益気湯(せいしょえっきとう)。
これは、漢方界のユンケル㊶補中益気湯の夏バテバージョン。
ちょっと苦いけど、とても良いお薬。
Posted by さかざきひろみ at 18時07分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2024年07月11日(木)
梅雨の漢方 [漢方薬]
梅雨時は、身体がむくみ重だるくなりやすい。
他にも、頭痛やめまい、はきけなどの症状があったり、なんとなく不調をおこしやすい。
東洋医学では水毒の状態。
水毒のある人の舌は、舌の辺縁に歯の痕がついて(歯痕舌)、舌が浮腫んで大きくなっていることが多い(胖大舌)。
また、お腹の所見で、腹部大動脈の拍動がよくふれる(臍上悸)、胃のところをたたくと、ちゃぽちゃぽ音がする(胃内停水)などが見られることがある。
漢方薬ではP五苓散が大活躍。
先日のオンライン勉強会でも、各クリニックで五苓散を処方する頻度が増えるらしい。
ある先生は、梅雨の朝には、五苓散を2包内服するとのこと。
五苓散は、身体の水のバランスを調整するくすりで利水剤ともいう。
利尿剤は脱水があっても尿量を増やすが利水剤は、脱水の場合は尿をださない。身体の中の水の分布を調整してくれる。
利水剤として有名なのは、
㊴苓桂朮甘湯:水のバランスをよくするだけでなく、精神安定作用もある。パニックなどにも処方される。
㉚真武湯:全身の冷えがあるタイプで下痢しやすい。
床にすいこまれそうなめまい。
㊲半夏白朮天麻湯:胃腸が弱く虚弱タイプ
補中益気湯が効く人で、頭痛やめまいがあるタイプに
㊵猪苓湯:頻尿など尿トラブルがある場合
㉛呉茱萸湯:片頭痛によく処方されるが、とってもまずい。
五苓散が無効で、胃腸虚弱で冷えが強いとき
㊸六君子湯:胃もたれと冷え、食欲不振
㉓当帰芍薬散:血のめぐりが悪い(血虚)と水毒タイプ
R小青竜湯:鼻水も水毒。鼻水が多く湿った咳をしている場合に。
ちなみにめまいの名言で、
『立てば苓桂、回れば沢瀉、歩くめまいは真武湯』
立ちくらみには「苓桂朮甘湯」を、天井がグルグル回るようなめまいには「沢瀉湯」を、そして歩行時のフワフワ感には「真武湯」。
沢瀉湯というのは、エキス剤にないので、五苓散で代用。
Posted by さかざきひろみ at 18時52分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2024年06月20日(木)
毎週火曜日は夜更かし [漢方薬]
その理由は、漢方jpのオンラインサロン。
「モダンカンポウカンファレンス」
新見先生を中心に、漢方の勉強会と症例検討会。
色々な科の先生が集まるクローズの会。
いろいろたくさん勉強になる。
前の記事のマグネシウムのこともそこで教えてもらった。
ただ時間が21時〜22時なので、私にとってすごい夜更かし。
22時に終了してすぐ眠れるようにしているけど、直前までパソコンの画面を見ているので、すぐには眠れなかったりする。
アーカイブでも聞けるのだけど、リアルにディスカッションするほうが面白い。
例えば、五苓散が効くけれど、あとひとおしのときは、116茵蔯五苓散がよいらしい。これは、五苓散+茵蔯蒿。
より熱をさまし、むくみをとる作用がパワーアップするらしい。だけど味がかなりまずくなる。
先日は、コレステロールを下げるスタチン製剤の話。
小児科医はまず処方することはないけれど、内科ではよく処方される。LDLコレステロールがそれほど高くないのに、漫然と処方されることがよくあるらしい。
それで、スタチン製剤による副作用である筋肉の痛みや抑うつなどで苦しむ人も多いとのこと。
漢方のことだけでなく、普段知らないことを色々教えてもらえる。
眠いけど、楽しいカンファレンス。
Posted by さかざきひろみ at 16時57分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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