2025年03月27日(木)

74番 調胃承気湯 [漢方製剤]

ちょういじょうきとう。

便秘の薬。

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大黄+芒硝を含むものは承気湯類。
気を承るという意味で、胃の熱を取り除いて気持ちがすっきりする作用もある。
単なる便秘薬だけではなく、メンタルもすっきり。
承気湯類は、他に桃核承気湯、大承気湯がある。
どれも便秘に有効。

 大黄はセンノシド。
下剤の作用だけでなく、抗精神作用、抗炎症作用、抗菌作用、駆瘀血作用もある。
 芒硝は、硫酸ナトリウム。
塩類下剤であり、腸壁での水分吸収阻害することによって便の水分量を増やして軟らかくする。

モビコール飲んでいても、いまいちのときに、浣腸は嫌がる。
そんなときに、漢方薬が飲めたら頓服で調胃承気湯。

虚弱な人、高齢者の便秘には、潤腸湯や麻子仁丸。
体力がある女性の便秘には桃核承気湯。
肥満傾向のあるがっちりタイプの便秘には、大柴胡湯や防風通聖散。
とりあえずの頓服には大黄甘草湯や調胃承気湯。
そんなイメージ。

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3カ月健診の帰り、もう桜が咲いていた。

Posted by さかざきひろみ at 18時36分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2025年03月18日(火)

73番 柴陥湯 [漢方製剤]

さいかんとう

咳がひどいときの漢方薬。
私も咳がでてひどくなりそうなときは必ず飲んでいる。

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こじれた感染症に有効な抗炎症作用のある小柴胡湯(しょうさいことう)に小陥胸湯(しょうかんきょうとう)を加えたもの。
小陥胸湯はエキス剤にないけれど、胸がつかえている時の薬。
黄連が入っているので、これも抗炎症作用がある。
また、括楼仁(かろうにん)は、咳止め効果。

イメージは、経過の長い咳で、胸痛もあるタイプ。
以前、咳をしすぎて肋骨骨折もある方に処方して、著効したことがある。
千福先生は、咳喘息にとても有効と話されていた。
もちろん西洋薬との併用だけど、西洋薬でいまいちのときに併用する。

ただ、黄連が含まれるので、とっても苦いのが欠点。

柴陥湯+麦門冬湯、
柴陥湯+五虎湯など、色々組み合わせもOK。

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Posted by さかざきひろみ at 19時10分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2025年03月01日(土)

72番甘麦大棗湯 [漢方製剤]

かんばくだいそうとう。
私の頻用処方のひとつ。

すべてが食品として摂取するものから構成されている。
そのため、甘くて飲みやすい。甘いものを食べるとホッとする、それに近い感じ。

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甘草は天然甘味料として多くの食品にふくまれる。
5gと多い量が入っているのだが、甘草が3g以上のものは、急迫症状、わーっとなる症状を抑える作用がある。
浮小麦は、ふすまもついた小麦。
これにはトリプトファンが豊富。トリプトファンはセロトニンやメラトニンの前駆物質。
大棗は、なつめ。6gとエキス剤の中では一番多く含まれている。大棗は胃腸機能をととのえるだけでなく、情緒安定作用もある。

これは、1800年前からある薬。
その本には、「婦人臓躁(ヒステリー),喜 悲傷 して哭せんと欲し,象 神霊の作す所の如く,しばしば 欠伸するは,甘麦大棗湯これを主る」と記載されている。

訳すと、「女性がヒステリー発作をおこして泣き叫び,
それが キツネや悪霊にとりつかれたような様子で,
夜眠れず何度もあくびをする場合は甘麦大棗湯が有効である」

という意味になる。

たった3つの生薬の組み合わせで、お子さんだけでなく、お母さんたちの色々な症状をよくしてくれる。
不安、不眠、パニック、過換気、感情がコントロールできない状況、わけもなく涙があふれるような状況によく効く。

悪夢をみていたお子さんは、これを飲むと幸せな夢をみたと言っていた。
心のお守りのような漢方薬だと思う。

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Posted by さかざきひろみ at 19時30分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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