2024年08月17日(土)
お盆の外来 [クリニック情報]
お盆の外来は、前半はお熱のお子さんがとっても多かった。
帰省中や旅行中にお熱がでた、旅行から帰ってきてから熱がでたなど。
普通の夏風邪が一番多い。
次にマイコプラズマ、新型コロナなど。
手足口病は、今年2回目かかってたり、中には3回目も。
後は、わずかだけどRSウイルス。
暑すぎるので、汗もがひどかったり、飛び火になったり。
あと、咳がとっても長いお子さんが多い。
昼はないけど、朝と寝る前の咳が続いている、だけど、本人はとっても元気。
喘息の既往がある場合もあるし、ない場合もある。
マイコプラズマは、先週よりましだけど今週も多い。
下の表が典型的なケース。
熱がでて、翌日(2日目)に外来受診。
このとき、ほとんど咳なしのケースも多い。
新型コロナやインフルエンザの検査は陰性。
朝は熱がさがって安心してしまうけど、夜になると高熱。
このケースは、4日目の夜に再び高熱で、咳がとってもひどくなったため、5日目に受診。
マイコプラズマの検査が陽性になった。
クラリスを処方して、翌日に解熱して咳も軽快。
ただ、クラリス耐性の場合は、この後も熱が続く。
その場合は必ず受診して、薬の変更やレントゲンも必要となってくる。
マイコプラズマは熱がでて1−3日目は検査してもたいてい陰性になるので注意。
3日目に検査しても陰性、5日目にはじめて陽性になったりする。
潜伏期は2−3週間。
いつまで流行が続くのだろう。
Posted by さかざきひろみ at 18時43分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2024年08月10日(土)
外来状況 [クリニック情報]
今週も猛暑が続く。
外来で一番流行しているのは、
マイコプラズマ感染症。
次に、夏風邪、新型コロナウイルスと続く。
今週はなんと終わったと思っていたインフルエンザBも。
RSウイルスもまだちらほらみられる。
手足口病は少し下火。
とにかく、マイコプラズマ感染症がとっても多い。
今週だけで、確定例が24名も。
最初は熱だけでも、3,4日目ぐらいから咳がひどくなったりする。
しかも、熱がでて1〜3日目に検査をしても、たいてい陰性。
4日目、5日目になっても夜になると熱がでる、咳がどんどんひどくなるときに検査すると、陽性になる。
咳も、特徴的。
咳を聞いただけで、あっ、きっとマイコプラズマとわかってしまう場合もある。
潜伏期が2〜3週間と長いのも他の感染症と少しちがう。
夏休みだけど、その前に学校でうつっていたり、
そういえば、2週間前に林間や学校行事だったケースや、
ちょうど2週間前、兄弟がひどい咳をしていたなど言われることもある。
熱が長く続くのに、血液検査をしても、ほとんどがそんなに悪くない。マイコプラズマ肺炎といわれるけれど、肺炎になるのは3〜5%と少ない。
なぜかオリンピックの年に流行する感染症。
まだ、増え続けるのだろうか。
Posted by さかざきひろみ at 19時30分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2024年08月03日(土)
びっくり! [クリニック情報]
少し前の話。
アメリカからの旅行中の14歳女子。
腹痛と吐き気、下痢で来院。
そして、便に虫がいるとのこと。
動画をとってきてもらったところ、
緑の下痢便のなかに、小さい白い虫がたくさんピチピチ動いている....。
まさか、まさか、ほんまに虫がいて、びっくり。
何か寄生虫のようだけど、見たことがない虫。
さすがに、うちのクリニックで対応できず、総合病院紹介した。
結果は、無鉤条虫。
サナダムシの一種。
原因は牛肉を生で食べるとリスクがあるらしい。
ウシなどの筋肉内に寄生した嚢虫を経口摂取して感染する。
症状は軽く、無症状、または虫体の片節が排便時にでて、腹痛、悪心、食欲不振などがある。
私が見たのは、虫さんの片節。
無鉤条虫の片節は他の条虫に比べて活発で、便中で動く虫体が見つかる。まさに、そのとおり。
成虫は、全長4 - 10mで、きっと小腸のなかにはそれがいるはず。
治療は、抗寄生虫薬のプラジカンテル(ビルトリシド)。
この子は日本で牛肉の生を食べたらしいけど、普通は2−3週間たたないと成虫にならない
となると、母国で感染して、日本で旅行中に発症したと考えられる。
他の条虫(サナダムシ)は、
生の豚肉の場合は、有鉤条虫。
魚のサケ・マスの場合は、広節裂頭条虫などがある。
色々生で食べるのはリスクが高い。
Posted by さかざきひろみ at 18時42分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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