2019年12月14日(土)
今週は
外来では、先週から、インフルエンザが増えていた。
特に南港の方で大流行。
学級閉鎖、学年閉鎖、もうすぐ学校閉鎖になりそうな勢い。
西区、港区のほうでは、感染性胃腸炎の方が優勢。
インフルエンザはそれほどでもなったのだが、週末にかけて増加傾向。
冬休みまで、あと少し。
これから、さらにインフルエンザが増えそうな勢い。
そして、美味しいものもいっぱい。
パパと一緒に薬膳。
燕、スッポンにフカフレ、なまこ。さらに霊芝に黄精。
最後は、人参養栄湯とヨクイニンのお粥。
身体が熱い。パパはこれをたべて腰痛が治ってしまった。
千福ファミリーの忘年会は、福島のyokooを貸切り。
美味しい洋食フレンチ。
御馳走の食べ過ぎは身体にはよくない。
だけど、他の日にリセット。
そして、インフルエンザを乗り切るにはやっぱり良質な睡眠。これだけはけずれない。
Posted by さかざきひろみ at 19時23分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2019年12月12日(木)
ぞくっとしたら [漢方薬]
1才のAくん、熱が出たらすぐに㉗麻黄湯
2-3回のむとお熱がさがって翌日から登園。
ママも、これはいいととってもお気に入り。
なによりもAくんは漢方をそのまま飲めるとのこと。しかも美味しそうに飲むらしい。他のことで来院されたときに、麻黄湯を処方し常にお家に常備されている。
寒くなってきたので風邪をひいてしまう人が多い。子どもはもちろん大人のかたも。
風邪ひいて熱がでて、解熱剤を飲んでしのく。そんな人も多い。
だけど、自分に合った漢方があればもっと便利。
漢方薬は個人の免疫力をあげてくれる。
風邪ひいたな、ぞくっとしたら、すぐに飲むと効果的。
的原因はインフルエンザでも他のウイルスでもいい。
条件は
@熱がでてすぐ
A汗をまだかいていない
B水分はとれる
できるだけ早いほうがよいので、普段から常備しておくとよい。
ただ、体質によって、お薬は変わる。
元気なお子さんは㉗麻黄湯
元気な大人は@葛根湯
虚弱な大人は127麻黄附子細辛湯
もっともっと虚弱な方や高齢者、妊婦さんは ㊺桂枝湯や70香蘇散
体力のない高齢者や、心臓が悪い人、胃腸が弱い人、高血圧、緑内障、前立腺肥大のある人は@も㉗も要注意、飲まないほうがよい。
また風邪を引いて2-3日たってしまっていたら、これらの薬の出番でない。柴胡という生薬が入った処方となる。柴胡はこじれた状態に有効で、抗炎症作用、抗アレルギー作用、精神安定作用もある。まさに心にも身体にも有効。これは、またいずれ。
私はぞくっとしたら、すぐに@葛根湯。
そのまま飲むより熱いお湯で溶いて飲む方が効果的。
(よく溶けないときは、電子レンジで20秒)
私はいつも湯のみ茶碗の1/2ぐらいのお湯に溶く。
さらに、生姜をすりおろして好みの量を加えるとさらに効果アップ。漢方の味が苦手なら蜂蜜(1才以上)をいれるのもいいかも。
こうして、ずずっとすするように飲むと身体がぽかぽか。
2-3時間たってもまだぞくぞくしていたら、さらにもう1包
あとは、温かい消化のよいものを食べて早めにねる。
じとーっと汗をかいて、翌日すっきり。
ただ、私でもとても身体が冷えていて、自分が弱っている時、寝不足のとき、脈が弱いときは127麻黄附子細辛湯のこともある。
あとお子さんは、やっぱり漢方が飲みにくい。最初は色々な工夫が大切。体質にあった漢方薬で上手にこの冬を乗り切りたいね。
Posted by さかざきひろみ at 18時06分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2019年12月10日(火)
すぐに?? [クリニック情報]
朝は、熱はなかったけど、園や学校で急にお熱が出たお子さん。
インフルエンザが流行しているときによくあるのだが、園や学校からは「すぐに病院に行って、インフルエンザかどうか調べて貰ってきてください」との指示。先生から言われたので、ママは、すぐに来てくれるのだけど、さっきからの熱では検査してもでないことが多い。
ママも「そうですよね。すぐに行っても陽性にはならないって思ったのですが、先生から言われたので....」
とっても素直なママね。先生方ももう少し本人の状態を把握してあげてほしい。もちろん、こういうケースは検査せずに、翌日来院してもらうように説明している。
この時期に検査して陰性で、インフルエンザ検査陰性証明なるものを持って登園すると、逆に園での感染を広げてしまう。これも問題。
中には、すぐに行って陰性で、夜にも救急に行って陰性で、
翌朝受診されてやっと診断。なんと3回も検査されているお子さんもいた。
鼻ぐりぐりはとっても痛いので、できたら最適の時期に検査してあげたいと思う。
クリニックに問い合わせが多いのは、
「いつ受診したらいいですか?」
本人の状態が悪ければ、もちろん検査など関係なくすぐのほうがよい。意識がしっかりして水分がとれている場合は待つことができる。ただ個人によって、ウイルス量が違うので、絶対これというものはない。
朝から40度でふうふう言っている場合、臨床的にいかにもインフルエンザというタイプはすぐにでることもある。
しかし、一般的に熱がでて12時間経過したほうが、陽性になる確率が高いと思う。
今日、実家に行ったら、父と一緒に働いていた先生が来て下さっていた。父のために男泣き。私もまた思い出してしまった。家族葬だったので、父や母の知り合いには一切連絡しなかった。今になって、父のお友達、後輩だった先生方、また母のお友達がたくさん来て下さる。父も母もたくさんの方から愛されている。
これは、「先生もお辛いでしょう」と私を慰めるためにわざわざ持ってきて下さったお花。
みんな優しい。
Posted by さかざきひろみ at 17時29分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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