2026年01月27日(火)
91番 竹筎温胆湯 [漢方製剤]
ちくじょうんたんとう。
基本的には、インフルエンザやかぜが長引いて、咳がつづいて、夜眠れないときに処方する薬。
肝を温めるので、不眠や不安、神経過敏にも使える。
風邪にも精神症状にも有効な漢方ならではの薬。
竹筎(ちくじょ)は、咳止めで抗炎症作用もある。
柴胡と黄連も抗炎症作用。
咳に対する生薬もたくさん含まれる。
温胆湯の語源は「胆を温める」。
温胆湯は、精神症状や消化器症状を改善して、胆を強めて胆力(決断力)をつける。
「胆(キモ)が据わる」という言葉があるくらい、胆は決断力に関連するところである。
胆の機能が低下する(きもを冷やす)と物事にビクビクして、不安を感じるようになる。
日常生活の中で一番決断力を有するのは、就寝する時という。
よって、胆の機能低下は不眠につながる。
いい薬だけど、とっても苦いのが難点。
Posted by さかざきひろみ at 01時41分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2026年01月25日(日)
成育医療研修会 [講演]
昨日は大阪小児科医会の第21回成育医療研修会での講演会。
講演1はこうむら女性クリニックの甲村弘子先生。
思春期女子の様々な月経トラブルについて有名な先生。
ご著書に「やせ組女子の美人体質になる方法」という素敵な本がある。
今回は「思春期のプレコンセプションケア」
プレコンセプションケアとは、
思春期から若年カップルに対して情報を提供して将来の妊娠のためのヘルスケアを行うこと。
実は私はこの言葉をしらなかった。
たしかに、思春期の女の子たちはいろんな月経トラブルをかかえている。
またやせすぎたり、太りすぎたり。
これらは今だけの問題に見えるけれど、将来の妊娠しやすさや、妊娠中の健康にも影響する可能性がある。
やせすぎ → ホルモンバランスが乱れ、排卵がうまくいかないことがある
太りすぎ → 将来、妊娠糖尿病や高血圧のリスクが上がる
月経トラブル → 早めに気づくことで病気の予防につながる
こうした理由から、思春期のうちに体の変化を知り、必要なケアをしておくことがとても大切。
ほんとにたくさん勉強させて頂いた。
ありがとうございます。
私は講演2でお話させていただいた。
思春期の子どもたちに多いお腹の痛みや頭痛、気持ちのゆらぎ、起立性調節障害、月経の悩みについて、漢方がどんなふうに寄り添えるのかをお話しした。
1時間ちょっと、夢中になって語っていた。
思春期は、体も心も大きく揺れ動く時期。
その子の体質やバランスを整える漢方の考え方は、そんな時期の不調にそっと手を差し伸べてくれる。
その良さを少しでも伝えたくて、つい熱がこもってしまった。
また、私のホームでもあり、知っている先生が多いからか、他府県での講演会よりも緊張してしまった。
講演が終わって家に帰ると、空気の抜けた風船みたいになってしまった。
さらに、ものすごく甘いものが食べたくなった。
今日の講演で、多くの先生方が漢方に興味を持つきっかけになってくれたら嬉しい。
Posted by さかざきひろみ at 19時24分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2026年01月22日(木)
さむっ! [漢方薬]
急に寒い。
特に朝。
いつも6時30分に家をでる。
まだ少しうすぐらく、底冷え。
駅まで1.2km。速足で歩く間に暖かくなる。
だけどクリニックに着く頃はまた寒い。
こんなときは漢方薬。
末梢の冷えに
しもやけ→㊳当帰四逆加呉茱萸生姜湯
めまい、貧血、むくみ→㉓当帰芍薬散
手荒れ、乾燥傾向→106温経湯
お腹の冷え
胃もたれ、食欲不振→㊸六君子湯
冷えると腹痛、おなかがはる→100大建中湯
新陳代謝低下 水様下痢 めまい→㉚真武湯
下半身の冷え
腰から下が水風呂に入っている感じ→118苓姜朮甘湯
高齢者で腰痛、夜間尿、下肢のしびれ→F八味地黄丸
上記を飲んでも冷えているときは、附子末を少しずつ追加する。
附子はトリカブトの根っこを減毒したもの。
身体をとっても温める。また鎮痛作用も強い。
冷えのぼせ
体格良好→㉕桂枝茯苓丸
多愁訴 イライラ→㉔加味逍遙散
とにかく寒くてたまらないときは頓服で127麻黄附子細辛湯。
寒い日に飲むと、身体の芯から暖まる。
寒いけど公園。
婆はすべりおちた。
Posted by さかざきひろみ at 19時17分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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