2014年06月24日(火)
夜泣きにも漢方 [漢方薬]
夜泣きは、大きくなったらいずれ治っていくものだが、
子育て中のご両親にとっては本当に大変。
軽い夜泣きでも眠れないのに、火がついたように泣くお子さんもいる。
夜泣きがあまりにもひどいために警察に通報されてしまったお話には、ほんとうにびっくりした。
お母さんも、ふらふらになって疲れ切って外来で相談される。
まずは、他に夜泣きの原因がないか?
湿疹があって、体がかゆい
おむつかぶれが痛い
便秘や下痢でお腹が痛い
中耳炎で耳が痛い 口内炎で咽がいたい
鉄欠乏性貧血がないか など、色々診察をしてみる。
他に原因が全くなく、いわゆる夜泣きの場合、私は漢方薬を処方している。
夜泣きに使えるのは
@甘麦大棗湯
A抑肝散
B抑肝散加陳皮半夏
C小建中湯
D柴胡加竜骨牡蛎湯など。
昼間外来ではニコニコしていて、とても夜泣きなどしそうに見えない赤ちゃんには甘麦大棗湯。最近このケースが結構多い。
外来でも、ちょっと疳が強そうなお子さんには抑肝散。
これは、泣きいりひきつけにもよく効く。
疳が強くて、胃腸が弱い場合は抑肝散加陳皮半夏と使い分けている。
抑肝散は母子同服といって、お母さんにも一緒にのんでもらう場合がある。そうすると、お母さんの気持ちも楽になって、イライラも解消される。
著効例をひとつ
夜泣きがひどくて、最近は泣き入りひきつけをおこすようになった1歳のAくん。
私を見ると、眉間にしわを寄せて大泣きする。
いかにも疳が強そう。
抑肝散を処方した。
2週間後、ニコニコ穏やかな顔つきになっていたのでびっくり。
夜泣きもなくなり、それ以来泣きいりひきつけもおこさなくなった。
もちろん、漢方でも効かないお子さんもいるが、このように著効例もあるので悩まないで是非ご相談下さいね。
Posted by さかざきひろみ at 19時10分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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