2014年11月03日(月)
べんぴ [診療]
外来で、便秘の相談をうけることが多い。
実は、「小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン」なるものもある。
一般用パンフレット(「簡易版」「詳細版」)もあるので、興味のある方はどうぞ。
便秘とは、排便するのにつらい症状をを伴う状態で、お子さんでは、便がでるときに、肛門の痛みで泣いたり、いきんでも排便できない状態。
3日に1回でも、便が固くなくスムーズにでている場合は大丈夫で、毎日でていてもコロコロが少量しかでないのは便秘になる。
外来では、まずたまっている便を出して直腸をからっぽにしている。小さいお子さんでも便の塊が大きくなり、浣腸してもなかなかでなくて摘便してやっとでるケースも多い。
その間お子さんはお腹とお尻がいたくて大泣き。
激しい腹痛で救急車で来院され、実は便秘だったというケースも結構多い。
できれば、こうなる前に受診されてたほうがよい。
食生活の改善で何とかならないかと思いがちだが、専門家は「早期治療が治癒につながる」と言い切っている。
浣腸はくせになりませんか?と質問されることが多いが、実は便秘がくせになっている。
便が硬い→ 排便に苦痛を伴う→ ガマンする→ ますます硬くなる、という「便秘の悪循環」をなんとしてもたちきらないといけない。
痛くないようにすっきり排便してもらうためには、お薬も必要になってくる。
下剤も便を柔らかくするものや腸を動かすものがある。
慢性化している場合は一度出ても、最低2週間は毎日出すようにする。その後減量・中止していくが、多くは数ヶ月〜年単位の治療が必要。
あと下剤が無効なときや、お腹が痛くなるときは漢方薬も有効。西洋薬のように無理にだすのではなく、お腹の中をあたためて動きをよくするので、とてもお勧め。
小建中湯、大建中湯、桂枝加芍薬大黄湯、大黄甘草湯など他にもたくさん。
そして、最終的には生活習慣を気をつけることが大切。
早寝早起き朝ご飯、適度な運動、バランスのよい食事。
便秘によい食べ物は
玄米、納豆、わかめ、昆布、ひじき、かぼちゃ、さつまいも、里芋、おくら、牛蒡、バナナ、プルーン、リンゴ、寒天、切干大根、きのこ、青菜など
便秘によくない食べ物は
ケーキ、アイスクリーム、牛乳、市販の野菜ジュース、スナック菓子など
水分は無理にたくさんとる必要がなくて、脱水がなければ、水分摂取をふやしてもかわらない。
ヨーグルトなども実は評価は一定しない。
便秘でお悩みの方は是非外来で相談してみてね。
Posted by さかざきひろみ at 14時28分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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