さかざKIDSブログ

2014年11月03日(月)

べんぴ [診療]

画像(127x180)・拡大画像(246x346)

外来で、便秘の相談をうけることが多い。
実は、「小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン」なるものもある。
一般用パンフレット(「簡易版」「詳細版」)もあるので、興味のある方はどうぞ。
便秘とは、排便するのにつらい症状をを伴う状態で、お子さんでは、便がでるときに、肛門の痛みで泣いたり、いきんでも排便できない状態。
3日に1回でも、便が固くなくスムーズにでている場合は大丈夫で、毎日でていてもコロコロが少量しかでないのは便秘になる。

外来では、まずたまっている便を出して直腸をからっぽにしている。小さいお子さんでも便の塊が大きくなり、浣腸してもなかなかでなくて摘便してやっとでるケースも多い。  
その間お子さんはお腹とお尻がいたくて大泣き。

激しい腹痛で救急車で来院され、実は便秘だったというケースも結構多い。

できれば、こうなる前に受診されてたほうがよい。
食生活の改善で何とかならないかと思いがちだが、専門家は「早期治療が治癒につながる」と言い切っている。
 
 

浣腸はくせになりませんか?と質問されることが多いが、実は便秘がくせになっている。
便が硬い→ 排便に苦痛を伴う→ ガマンする→ ますます硬くなる、という「便秘の悪循環」をなんとしてもたちきらないといけない。
痛くないようにすっきり排便してもらうためには、お薬も必要になってくる。

下剤も便を柔らかくするものや腸を動かすものがある。
慢性化している場合は一度出ても、最低2週間は毎日出すようにする。その後減量・中止していくが、多くは数ヶ月〜年単位の治療が必要。

あと下剤が無効なときや、お腹が痛くなるときは漢方薬も有効。西洋薬のように無理にだすのではなく、お腹の中をあたためて動きをよくするので、とてもお勧め。
小建中湯、大建中湯、桂枝加芍薬大黄湯、大黄甘草湯など他にもたくさん。

そして、最終的には生活習慣を気をつけることが大切。
早寝早起き朝ご飯、適度な運動、バランスのよい食事。

便秘によい食べ物は
玄米、納豆、わかめ、昆布、ひじき、かぼちゃ、さつまいも、里芋、おくら、牛蒡、バナナ、プルーン、リンゴ、寒天、切干大根、きのこ、青菜など

便秘によくない食べ物は
ケーキ、アイスクリーム、牛乳、市販の野菜ジュース、スナック菓子など

水分は無理にたくさんとる必要がなくて、脱水がなければ、水分摂取をふやしてもかわらない。
ヨーグルトなども実は評価は一定しない。

便秘でお悩みの方は是非外来で相談してみてね。

Posted by さかざきひろみ at 14時28分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

トラックバック

トラックバックURL

http://www.sakazakidsblog.com/tb.php?ID=1291

コメント

コメント投稿フォーム

名前:(この情報をCookieに保存させたい場合にチェック)
メールアドレス: (表示はされません)
URL: (名前にリンクされて利用されます)
コメント:
パスワード: (削除時に利用)

ページのトップへ ページのトップへ

11

2014


            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

検索


カテゴリーリスト

最近の記事

最近のコメント

RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2006 さかざKIDSブログ All right reserved.2006 Sakazaki Kodomo Clinic.