2008年01月20日(日)
インフルエンザ警報 [診療]
先週からじわりじわり、インフルが増えてきた。今日は雨だったので、すこし下火にならないかなあ。寒くって空気が、からっからっに乾いているとインフルが猛威をふるう。
インフルエンザは、患者さんの咳やくしゃみでウイルスが飛沫することによって、感染します。さらにこのウイルスは、鼻やのどで増えるとすぐに全身の強い症状がでるので潜伏期は1−3日と短く、突然高熱となります。
熱は3−5日ほど続き、いったん下がったあとに再び熱がでる(2峰性の熱)こともあります。
私は十数年前に、一般小児科外来デビューしたときに何度がインフルに罹ったけども、治療薬なんかない時代で、めちゃめちゃしんどかったのを覚えています。もう二度と罹りたくないので、祈りながら毎年ワクチン接種をしています。
診断は、流行状況、症状、診察、迅速検査で総合的に判断します。検査は、鼻の奥に綿棒を検査するので、かなりつらい痛い検査です。検査の時期が早すぎると、インフルなのに陰性のこともあります。
治療薬については、タミフル、リレンザ(吸入薬)があります。ただタミフルは、異常行動が出る可能性があるため原則として10代のお子さんに使わないことになりました。他にも吐き気、腹痛、下痢などの副作用があります。リレンザは粉を自力で吸入するために、年少のお子さんでは使用できません。これらの薬は、発症後48時間以内に使うと有効ですが、熱の期間を1−2日短くするだけで、さらに副作用のことを考えると、体力がある場合や症状が軽い場合は、必ずしも必要とはかぎりません。
実際、今年は、当院でもタミフルを処方する患者さんがとても少なくなりました。かわりに、麻黄湯、柴胡桂枝湯などの漢方を処方することもあります。お子さんが高熱でつらそうなときは、一番安全性の高い解熱剤のアセトアミノフェンを使います。
家庭ではなにより安静が一番で、脱水にならにように十分に水分補給してください。そして、快適に過ごせるように室温を調整したり、乾燥しがちな冬場は、とくに加湿を心がけてください。
学校や幼稚園は、熱が下がって丸2日間たってからです。
Posted by さかざきひろみ at 15時40分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 3 )
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コメント
先生、ありがとうございます^^
とにかく予防ですね。
お世話にならずにすむように乗り切りたいものです。
残念ながら、ワクチン接種していてもインフルエンザに罹ることはあります。しかし、インフルエンザに備えて流行前にワクチン接種するのが、一番の予防法であり、なんといっても重症化を防ぐためにも有効です。
これから、ますますインフルが流行する可能性があります。規則正しい生活、充分な睡眠栄養をとって、さらに予防に努めてくださいね。
いよいよ・・インフルエンザの季節ですね。。
息子は予防接種をすませていますが、周りで流行した場合、発症する可能性は高いのでしょうか??
水疱瘡やおたふくは、予防接種をしていると発症しても軽症だと聞きますが、、同じように重症化しにくいのでしょうか?
帰宅後は、加湿、手洗いして、予防に努めます。


