2008年06月15日(日)
ほっこりする薬 o(^^ )o [漢方薬]
小建中湯という薬がある。
これは、昔から子供に良く使われていたお薬だ。
やせていて、風邪をよくひく。食が細く、動き回っているけど疲れやすい。しょっちゅうお腹を痛がったり、頭を痛がったりしてぐずぐずいう。下痢しやすかったり、また便秘にもなりやすい。そんなお子さんによく効く。
小建中湯は、その字のとおり、体を中からたてなおす、すなわち胃腸の機能をよくして体を丈夫にするお薬だ。また中に入っている芍薬、甘草が、心身の緊張をゆるめてほっこりさせてくれる。小建中湯に黄耆が加わるとどれみの先生おすすめの黄耆建中湯になる。これは、免疫のバランスをよくしてくれる。中耳炎を繰り返して抗生剤ばかり飲んでいるお子さんに投与するとだんだん中耳炎を繰り返さなくなるという。

私は、昔、漢方薬なんてそんなまずいもん、子供に飲めるはずないと思っていた。しかし自分で味見してみたら、それほどでもないことがわかった。たくさんの種類を味見してみたが、どれもこれもわりといけるのだ。
さらに実際、お子さんが普通に飲めるのでびっくりしている。
「あの薬、飲めた?」
「ええ、ふつーに飲んでますよ。美味しいらしいです。お薬なくなったら、もっと飲みたいというので取りにきました。」
「へエー。」最近よくこんな会話を診察室でしている。
小建中湯には飴がはいっていて比較的のみやすいが、まずい小青龍湯でさえ、美味しそうになめているお子さんがいた。ほんまにびっくりした。
体に合うお薬は美味しく感じるそうで、これを「味証」というらしい。すなわち、自分の体質にあっているお薬は美味しく飲めるのだ。まずくてとても飲めないものは体には合わないのだ。
そういえば、外国のお母さんで、お子さんは、生後3ヶ月、ミルクをあまり飲まないのが心配で、サプリメントが欲しいと来院された。母国では、ミルクを飲まない赤ちゃんはサプリメントを飲むそうだ。
「体重もちゃんと増えているので必要ありませんよ。」
「先生お願いです。もっとミルクを飲んで欲しいのです。是非サプリメント下さい。お願いです。」と強くお願いされてしまった。便秘もあったので黄耆建中湯を処方してみた。膠飴も入っていて、滋養効果もあるので処方したのだが、飲んだら、びっくるするぐらい便がでて、ミルクも一杯飲むようになったとのことだった。
ほんとに漢方薬には色んな効果がある。
Posted by さかざきひろみ at 12時43分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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