2024年04月09日(火)
47番 釣藤散 [漢方製剤]
ちょうとうさん。
小児科では、あまりなじみのない薬。
慢性頭痛の診療ガイドラインに、頭痛に有効な漢方薬として記載されている。
主に、虚弱な人で血圧が高めの人の頭痛に対する薬。
頭痛は朝方におこることが多い。
実証タイプの高血圧には黄連解毒湯を用いる。
釣藤鈎というのは、抑肝散にも含まれている。
これは、興奮を抑えて、緊張からくる筋肉痙攣を和らげる。
菊花は、目に良い生薬。頭痛や目の痛み、めまいに効果がある。
石膏はかっかするのをおさえて、防風は鎮痛作用。
麦門冬は心を潤す。
さらに、六君子湯が含まれているので、胃腸に優しい。
イメージはイライラしてのぼせて、気が逆上して頭痛めまいがする人。
高山先生によると、元気だが気難しく頑固な老人にあう薬らしい。
Posted by さかざきひろみ at 18時11分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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