2011年01月27日(木)
公費助成決定 [診療]
大阪市でも2/1からヒブ、小児肺炎球菌、子宮頚癌予防ワクチンの公費助成が決定した。定期接種ではなく、保護者の意思に基づいて受ける任意接種だが、なんと無料で接種できるようになる。
大阪市HPはこちら
対象年齢は、
ヒブワクチン・小児肺炎球菌ワクチン:生後2か月から5歳未満
子宮頚がん予防ワクチン:中学1年生から高校1年生の女子
どれも大切なワクチンで皆さんに是非接種してもらいたい。
これで経済格差がなくなる。
あとは情報格差で、できるだけ多くの方に知って貰うようにすることが私達の役目。
ただ、子宮頚癌予防ワクチンは現在高校2年生以上の方は自費で接種しないといけない。
ただし、現在高校1年生の方は、平成23年3月31日までにこの事業を利用して1から2回目の接種を受けた場合高校2年生(17歳相当)になっても、平成24年3月31日までの接種が無料となる。
とりあえず無料化は平成24年3月31日までは確定しているが後はわからないとのこと。いくら大阪市が財政難でも、急に公費助成がなくなったりはしないかと思うが、もしかしたらある程度自己負担が増えることもあるかもしれない。
それと、未だに水痘、おたふくかぜワクチンが公費助成にならないのはとても残念。
Posted by さかざきひろみ at 19時18分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 8 )
2011年01月23日(日)
かつら??
お風呂に入ってほっこりしてたとき、突然百合がドアを開けた。
「これどう?」
私は一体何のことかわからず.....?
よく見ると、何か前髪が変なような??
頭の形??
百合「かつらってわかる??」
何でも、臨床実習の前に、全員頭髪検査があり、百合は×だったそう。
ほんの少し茶色なだけなのに。
痛んだ毛先の茶色が目立ったらしい。
私「かつら、買ったの?」
百合「後輩のん。先輩もこれ使って実習OKやったし、後輩もこれ使ってんねん。3日だけやし、前みたいに黒に染めたら後が大変やもん。男子は皆、黒に染めなおしてるけど、女子はウイッグの子が多いねん。」
でもかつらって、実習中に落としたらどうするんやろ。
患者さん、めっちゃびっくりするやろうなあ。
その場面を想像してしまった。
百合ならやりかねない。
しかし、今時、大学生が頭髪検査とは...。
中学生ではあるまいし。
たしかに金髪のような茶髪は、×と思うけど、ほんの少しの茶色でも患者さんに失礼になるのだろうか?
きちんと身だしなみを整え、誠意をもって接するのが一番やと思うんやけど。
時代が変わったのか、百合の大学だけなのか??
外来状況

1週間前じわりと増えていたインフルエンザが、先週月曜日から急に増加。毎日インフルエンザの患者さんが多い。ほとんどがA型だけど1例B型の方もいた。
急なブレイクで、いちいち検体用の綿棒をとるのが面倒で胸ポケットに常置してみた。
結構便利だ。
インフルエンザは西区より港区で多いよう。小学生の急な高熱はほとんどがインフルエンザ。1-2才の小さいお子さんは今はまだ別の病気であることが多い。保育園では、まだそれほどでもないが今週どうなるか?
寒くて乾燥しまくってるので、このまま流行が広がりそう。
Posted by さかざきひろみ at 16時03分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 4 )
2011年01月22日(土)
不活化ポリオワクチン [診療]
不活化ポリオワクチンについて質問をうけることが多い。おそらくマスコミなどで経口生ポリオワクチン(OPV)でワクチンウイルスによる麻痺の患者さんがでていると報道されているからで、また ワクチンをのんだ本人だけでなく周囲の免疫のない人の発生も報告されている。
初めは「当院では扱ってないから。」という無責任な答えをしていたのだが、色々情報を聞いて勉強しているうちに、もし私の娘、または孫だったらどうだろう?確率が低いとはいえ、 OPVを飲むかぎり、ワクチンポリオ関連麻痺の危険性はある。OPVとIPVの選択があったら、迷わずIPVを接種するはず。しかし初めて行く病院で接種するよりも、かかりつけの先生がきちんと説明して接種してくれたらよいに違いない。などと考えIPVの納入を決めた。IPVは日本では未承認なので個人輸入することにした。今手続き中なので、3月初めには当院で接種できるだろう。
この問題について知らない方も多いかと思うので簡単にまとめてみた。
経口生ポリオワクチン(OPV)の重大な副反応:
ポリオ生ワクチンを服用すると本人または家族を含め周囲の人にポリオウイルスが感染することがある。この感染で発症した場合野生株と同等の後遺症を残す可能性があり治療法はない。そこで欧米等先進国ではこの副反応のない不活化ワクチンが主流である。
不活化ポリオワクチン(IPV)の特徴と留意点
不活化ポリオワクチンは4回接種が必要。ワクチンの効果は非常に高く、充分に抗体を上昇させ、またウイルスの排泄が無いのでワクチン関連の麻痺や流行はない。副反応としては、接種部位の発赤、腫脹などで他の不活化ワクチンと変わらない。外国では普通に使われているワクチンだが、日本では未承認なので、万が一、重い健康被害が生じた場合は、予防接種法(定期接種)や独立行政医薬品医療機器総合機構法(任意接種)に基づく給付はうけることができず、その際は輸入業者による輸入ワクチン副作用被害救済制度による補償となる。
不活化ポリオワクチンの接種方法
●●不活化ポリオ4回接種法:生後2〜3ヶ月以降に不活化ポリオワクチンを4〜8週間隔でまず2回接種。3回目を生後6ヶ月から1歳6か月に接種。4回目を4〜6歳に接種。
●●不活化ポリオ2回+経口生ポリオワクチン2回接種法:生後2〜3ヶ月以降に不活化ポリオワクチンを4〜8週間隔で2回接種。その後、経口生ポリオワクチンを2回接種。
*不活化ポリオ2回+経口生ポリオ2回という方法は、アメリカで経口生ポリオから不活化ポリオへの切り替え時期に行われていた方法。この方式の利点は、支払金額が少なくて済む、児がポリオに感染することは考えにくい(ある程度抵抗力を付けてから生ワクチンを服用するため)ことがあげられる。しかし欠点としては、生ワクチンをのんだ後に家族や他の児に対する感染力がある可能性は残る。
●●経口生ポリオワクチンをすでに1回接種している児は?
不活化ポリオを3回接種または不活化ポリオを2回接種して、そのあとに経口ポリオ。
●●経口生ポリオワクチンを2回接種(服用)済みの児は? 日本で生活するには、不活化ポリオワクチンの追加は不要。
●●昭和50-52年生まれのご両親
不活化ポリオの2回接種
不活化ポリオワクチンについての予約方法は詳細が決まり次第、HPや院内掲示にてアップしますので、もう少しお待ちください。接種開始時期は3月初旬ごろで費用はだいたい1回5000円ぐらいになりそうです。
ちなみに、ポリオ不活化ワクチンへの早急な切り替えを求める署名活動も進行中であるが、日本で承認されるのはかなり先のようだ。
Posted by さかざきひろみ at 14時42分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 5 )
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