2011年01月30日(日)
B型肝炎ワクチン [診療]
B型肝炎訴訟が話題になっている。
しかし、なぜかB型肝炎ワクチンについては全く話題にならない。
WHO(世界保健機関)は世界からのB型肝炎の撲滅を目的として、1992年に子ども全員にB型肝炎ウィルスワクチンを行うことを提言した。
このワクチンも私も、はじめ医療従事者、お母さんがキャリアの場合だけでよいかと思っていた。
しかし、そうではない。知らない間に罹って、大人になってからわかり苦しんでいる方もいる。
保育所での集団感染の事例も報告されている。
B型肝炎ワクチンについて多くの方に知って貰いたいと思い、今回ブログにupした。
B型肝炎とは
B型肝炎ウイルスによって起こる感染症。
感染経路は、キャリアの母親から生まれる時に感染する「垂直感染(母子感染)」。
もうひとつが、血液・体液を介して感染する「水平感染」。
感染すると、急性肝炎や劇症肝炎を起こしたり、慢性化することがある。慢性化すると肝硬変や肝がんを発症しやすくなる。
年齢が小さいほど、特に3歳未満では慢性化しやすく、ワクチンによる予防が必要とされている。しかし最近では、欧米型の成人後の感染でも慢性化しやすいタイプも増えて問題になっている。
従来の母子感染対策だけでは感染の広がりを防ぐのは難しくなっている。
また、この病気は母子感染や輸血だけでなく、知らない間にかかることも多いVPDなので、WHOでは、世界中の子どもたちに対して、生まれたらすぐにこのワクチンを国の定期接種として接種するように指示しており、ほとんどの国で定期接種になってる。日本でも本来は全員接種が望まれる。
接種方法
3回の接種が必要。接種は生まれた直後から、大人を含めてどの年齢からでもできるができれば生後1-3か月からがおすすめ。
標準的な接種間隔:1回目→(4週間)→2回目→(20〜24週間)→3回目
任意接種なので、残念ながら費用がかかる。
当院では10才未満は1回3000円
10才以上は1回4000円
B型肝炎ワクチンの副反応について
DPTなどの他の不活化ワクチンと変わらない。
軽い副反応:接種部位が赤くなる、はれる。発熱があるなど。これらの症状は通常数日で自然に軽快。 他のワクチンと同様に非常にまれに、ショック、アナフィラキシー反応を起こす可能性はある。
がん予防という意味ではB型肝炎ワクチンは子宮頸がんワクチンと同じ。
とても大切なワクチンで、できれば多くの方に接種して頂きたいと思う。
Posted by さかざきひろみ at 09時48分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 3 )
2011年01月29日(土)
金髪の王子
今日土曜日もひっきりなしで、やっと外来が終了し、その後、娘と王子と待ち合わせ。
現れた金髪の王子にびっくり。
「実習どうするん?」
「かつらにします。」
彼もかつら組みたいだ。
そういえば、彼は本田 圭佑によく似ている。
3人でランチして、娘のスノボーウエアを買いに行った。
彼は、スキー部でウエアに詳しい。私は大蔵省。それで3人でのお買い物になった。
このあと、二人はクラス会コンパがあるそう。
明日は皆でスノーボードに行くらしい。
若もんは元気やわ。
彼は、明日は運転手のため今日の飲み会で二日酔しないようになにか薬がほしいと言ったので、「五苓散」&「黄連解毒湯」をあげた。これは実に良く効くらしい。
咽も痛いと言ったのでついでに「小柴胡湯桔梗石膏」もあげといた。
そうそう、何より嬉しかったこと。
百合も王子も試験に合格した。無事に3年生になれる。
ほんとによかったわ。
外来状況
今週もインフルエンザが多い。
AもBも流行している。感染症情報によるとA型のうち新型7割、A香港型3割ぐらいだそうだ。
お父さんやお母さんが罹患する率も高いように思う。その場合、生後4Mや5Mの小さな赤ちゃんも感染していた。
ただ、今のところ近隣の保育所では大流行はしていない。
お熱がでても、違う病気のことのほうが多い。
熱と喘鳴がひどい場合はRSであったり、扁桃に白苔が着いているお子さんはアデノだったりしている。それ以外の高熱が4-5日続くウイルスも流行している。
まさに冬本番。
それと、なぜかリンゴ病は引き続き流行中。
ムンプス、水痘はなくならない。
Posted by さかざきひろみ at 20時50分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
2011年01月27日(木)
公費助成決定 [診療]
大阪市でも2/1からヒブ、小児肺炎球菌、子宮頚癌予防ワクチンの公費助成が決定した。定期接種ではなく、保護者の意思に基づいて受ける任意接種だが、なんと無料で接種できるようになる。
大阪市HPはこちら
対象年齢は、
ヒブワクチン・小児肺炎球菌ワクチン:生後2か月から5歳未満
子宮頚がん予防ワクチン:中学1年生から高校1年生の女子
どれも大切なワクチンで皆さんに是非接種してもらいたい。
これで経済格差がなくなる。
あとは情報格差で、できるだけ多くの方に知って貰うようにすることが私達の役目。
ただ、子宮頚癌予防ワクチンは現在高校2年生以上の方は自費で接種しないといけない。
ただし、現在高校1年生の方は、平成23年3月31日までにこの事業を利用して1から2回目の接種を受けた場合高校2年生(17歳相当)になっても、平成24年3月31日までの接種が無料となる。
とりあえず無料化は平成24年3月31日までは確定しているが後はわからないとのこと。いくら大阪市が財政難でも、急に公費助成がなくなったりはしないかと思うが、もしかしたらある程度自己負担が増えることもあるかもしれない。
それと、未だに水痘、おたふくかぜワクチンが公費助成にならないのはとても残念。
Posted by さかざきひろみ at 19時18分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 8 )
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