2019年04月02日(火)
令和
昨日新しい元号が決まった。
「令和」
私は診療中だったので、スタッフが教えてくれた。
「なんて読むんやろう?これ、先生、令和かな?」
なんとなくピンと来なかったけど、万葉集が出典とのこと。
「初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫す」
「初春の佳き月で、空気は清く澄みわたり、風はやわらかくそよいでいる。梅は美しい人の鏡前のおしろいのように咲いているし、蘭は貴人の飾り袋の香のように匂っている」という意味。
わあ、なんて華やかで素敵!
その情景と香りが浮かぶよう。
ちょっとわくわくする。実は学生のころ、歴女で万葉集とか好きやったことを思い出す。
そういえば、平成の意味って?
「平成」は「国の内外、天地とも平和が達成される」と言う意味で、中国の「史記」や「書経」からとった言葉らしい。
今更ながら初めて知った。すこし堅い感じかな。
平成になった時も、ちょうど仕事中。
病棟で、「平成やで」と聞いた。
その時は、医師になって、1年目で、たしか岡山から溶血性尿毒症症候群のお子さんが救急車で入院となった。当時、私は小児科で腎疾患を勉強中で、一番下っ端。
患者さんは5才の男の子。病原性大腸菌O157感染で、出血性大腸炎になり、腎不全となったため、大学病院に入院された。泌尿器科の先生と共観で、透析を導入して、結局後遺症なく軽快した。ほんとに元気に回復されてよかった。
今ごろ、35才になっているはず。当時のこととか覚えているやろか。
私は昭和63年に結婚して、医師になった。
平成は私の小児科医としての30年。
妻?としての30年。
令和は、どんなふうになるんやろう。
その名のとおり、華やかで美しい時でありますように。
昭和、平成、令和と3つの元号を経験できるなんて、ほんとに幸せ。
Posted by さかざきひろみ at 18時41分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2019年03月31日(日)
桜ラン [ラン]
3月も今日でおしまい。
明日から4月。
昨夜はすごい雷で、とっても怖かった。
一転、今日はお天気。チューリップがまた増えている。
当直明けの主人とまたまた大阪城へ。
桜は、5分咲かな。
大阪城は人がいっぱいで走りにくいけど、
毛馬桜ノ宮公園は、いい感じ。
桜の間を走り抜けて、一気に淀川まで。
淀川河川敷は、かぜが強くちょっと寒い。
久しぶりに13km。足がちょっとパンパン。
大阪城ランの帰りに、植木市に立ち寄るのも楽しみ。
先週はミニバラを5株。今日も3株購入。
そういえば、もうすぐ大阪マラソンの申し込み。
今年はどうしよう。
月100km越えのトレーニング、またできるかなあ。身体には適度な運動がいいと昨日アップしたばかり。
私は、限界までやってしまう。
フルマラソンは、絶対身体に悪い。だけど、なぜか心惹かれる。
Posted by さかざきひろみ at 19時52分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2019年03月30日(土)
神 SEVEN [漢方薬]
土曜日は日本臨床漢方医会の漢方家庭医講習会。
佐守先生の「はじめの一歩の漢方治療」
全く初心者むけではなく、きちんと日本漢方の証の説明もされていた。
日本漢方では腹診が大切。
「ぜったいおなか触らなあかんで〜」とのこと。
最初から、あれもこれも処方しようとしても難しい。7つぐらい覚えてそれを処方して、そこから広げていくといいですよとお話しされていた。
佐守先生の家庭医のもっておきたい神セブンは
@麻黄剤(葛根湯・小青竜湯・麻黄湯)
A咳に対して(麦門冬湯・小青竜湯)
B柴胡剤(柴朴湯・柴胡桂枝湯)
C胃腸に対して(安中散・半夏瀉心湯・黄連解毒湯)
D利水(五苓散)
E肝(加味逍遥散)
F補剤(補中益気湯)
私のお子さんへの神セブンはなんだろうと考えてみた
@小建中湯A五苓散B麻黄湯C葛根湯加川芎辛夷D甘麦大棗湯E抑肝散F柴胡桂枝湯
うーん、黄耆建中湯や越婢加朮湯や五虎湯、麦門冬湯も入れたい〜
そうか建中湯類とか麻黄剤としてひとくくりにすると
@建中湯類(小建中湯・黄耆建中湯)
A麻黄剤(麻黄湯・葛根湯加川芎辛夷・五虎湯・小青竜湯)
B五苓散
C甘麦大棗湯
D抑肝散・抑肝散加陳皮半夏
E柴胡桂枝湯
F補中益気湯
あと、思春期の女子やママには、これに駆お血剤(桂枝茯苓丸・当帰芍薬散・加味逍遥散)が加わる。これで、心も身体も元気いっぱい〜
でも一番大切なのは、生活習慣の改善。
早寝早起き朝ごはんに朝うんち。
バランスのよいお食事(冷たいもの、甘いものはダメ)
適度な運動。
これはお医者さんにいかなくてもできる。
だけど、なかなか難しい。
Posted by さかざきひろみ at 21時31分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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