2014年02月01日(土)
猛威 [クリニック情報]
インフルエンザの患者さんが急増加。
A型もB型も両方がいっぺんにはやっている。
あちこちで、学級閉鎖や学年閉鎖。
今週や来週に生活発表会のところも多くて、そこでまた広がりそうだ。
インフルエンザ検査は38度以上の発熱後12時間以上経過してからのほうがよい。
早すぎると陽性にでない。
お鼻に綿棒をつっこむ検査はとても痛そうなので、できれば1回だけにしてあげたい。
でないから、また明日検査ねとは簡単にはいえないので、発熱して12時間以上経過しないと検査はしていなかった。
そこで、今回富士ドライケム IMMUNO AG1導入してみた。
今週から使用している。
これを使うと早期でも写真技術の応用で検査試薬が約100倍に増幅されて、ウイルスの検出感度があがり、ウイルス量が少ない早い時期でも検出が可能になるらしい。
さすが、富士フイルム。
機器もとてもコンパクトでじゃまにならない。
ただ、1回の検査に最長で15分かかるし、機械は1個しかないので、複数の方が続くと待ち時間がとても長くなる。今日も3人続けて発症早期の方がこられたので、最後の方は診察してからさらに45分も待つことになる。
従って、皆さん全員にこれで検査というわけにはいかない。
ただ、高感度を使っても、陰性で翌日時間が経過してから、通常のキットで検査したら陽性というケースもあったので、これも絶対というわけではない。
やはり、状態がゆるすならある程度時間が経過して検査したほうが確実かもしれない。
ただ、土曜日のような翌日お休みの時が困るのでそんな時に活用したい。
最後に今後のインフルエンザ予防策
@人混みはさける
小さいお子さんは難波や梅田など人が多い所へいくのはできるだけ避けたほうがよい。
人が多いところは、ウイルスがいっぱいでとっても危険。
A十分な加湿 ウイルスは乾燥したところが大好き。
Bしっかりと手洗い、マスク
小さいお子さんもちゃんとマスクができますよ。
C抵抗力をつける
十分な睡眠と休養、バランスのとれた食事、適度な運動が大切。
私はこれに一番気をつけている。
睡眠不足や、栄養のバランスが悪いと抵抗力が下がってインフルエンザに罹りやすくなるので要注意。
最後に、漢方薬には体の免疫力をあげて、感染症に罹りにくくするお薬がある。
補中益気湯、小建中湯、柴胡桂枝湯などなど。
タイプにあわせて色々な薬を選ぶことができる。
受験や大切なテストで、できればインフルエンザなどの感染症に罹りたくないという方にはお勧めですよ。
気になる方は外来でご相談下さいね。
それにしても、無理をしすぎてインフルにいつかかってもおかしくないのが主人。
重症の患者さんで、一晩中ねずにお仕事。
日曜日朝かえってきたら、いまから学会なので出かけると。
せめて1−2時間でも寝るようにさんざん叱って、やっと寝てくれた。
私が本気で叱らなかったら一睡もしないつもりだったよう。
学会の帰りにまた病院によって、今日もまた深夜まで働くのだろうか?
補中益気湯を愛用しているからといって、こんな生活をして、本当に大丈夫なのか..???
Posted by さかざきひろみ at 19時18分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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