2014年08月12日(火)
フルミスト [クリニック情報]
まだ、暑いのにインフルエンザワクチンのお話し。
今シーズンは、従来の国産のインフルエンザワクチンに加えて、お鼻に噴霧する生ワクチン、「フルミスト」を導入することにした。
従来の注射のワクチンは主に重症化予防を目的に接種しているので、どうしても罹患することがある。このフルミストはインフルエンザに罹らないのを目的に接種するワクチン。
詳細は以下のとおり。
フルミスト(鼻腔噴霧インフルエンザ生ワクチン)とは
従来の注射による不活化ワクチンではなく、弱体化したインフルエンザウイルスを鼻の粘膜に吹き付ける生ワクチン。2003年にアメリカで承認、2011年にヨーロッパで承認されているが、日本ではまだ承認されていない。しかし、特に小児において不活化ワクチンより予防効果が高いことから、希望者に対し輸入ワクチンの接種を行う医療機関が増えている。
従来の注射によるインフルエンザワクチンとの違い
@従来の注射ワクチンは血液中に抗体を作るため(IgG抗体)、重症化の予防は可能だが、インフルエンザウイルスの鼻腔からの侵入を阻止することがほとんど出来ない。
フルミストは鼻腔局所に免疫をつくるため(IgA抗体)、ウイルスの侵入を阻止することが可能であり予防効果が高く、同時に血液中にもIgG抗体を作るので万一感染しても重症化も予防できる。
A生ワクチンで細胞性免疫も作るため、流行株とワクチン株が大きく異なっても、ウイルスの発症を軽症化する効果がある。
B特に2才〜7才効果が高く、発症予防効果80〜90%とうデータもある。
(国産ワクチンのこの年令での効果は45〜60%)
C鼻にスプレーするワクチンなので、痛くない。
D有効期間が約1年と長いと言われている。(通常のインフルエンザワクチンは約5か月ぐらい)
E4種類のウイルス成分(A型2株B型2株)が入っている。
(国産ワクチンは3種類A型2株B型1株)
接種対象者
2才以上50才未満の方(国産ワクチンは生後6か月以上)。
おすすめの方は、持病のない、2才〜7才のお子さんで、不活化ワクチンを接種しても毎年インフルエンザにかかってしまう人。注射の痛みに敏感な人。受験生の方。
(鼻への噴霧のため、泣いていると多量の鼻水によってワクチンの効果が十分でないことあるため大泣きしているお子さんには接種できない。)
接種回数
1回がほとんど。
9才未満で、インフルエンザワクチンをそれまで接種したことのない人、あるいはインフルエンザにかかったことのない人は1ヶ月間隔で2回接種。
接種料金
1回7500円(税込み)
注意点
フルミストは、日本では、まだ未認可のワクチンなので従来のワクチンでの補償制度は受けることができない。(制限はあるが、輸入元MOZEN CORPORATION社の補償制度は受けることはできる。)基本的には、自己責任での接種になる。
フルミストを接種できない方
1、2歳未満、50歳以上
2、5歳未満で喘鳴の既往がある方、1年以内に喘息発作を起こした方
3、慢性疾患のある方(心疾患、腎疾患、糖尿病など)
4、インフルエンザワクチンの成分(鶏卵、ゲンタマイシン、ゼラチン、アルギニン)
に対して重度のアレルギーがある方
5、妊娠している方
6、免疫不全の方や、免疫不全の方のお世話をする方
7、鼻炎や鼻閉のひどい人
8、ワクチン被害に対する国の保証がないことを承認できない方
フルミストの副反応について
副反応として最も一般的なものが鼻水・鼻づまり・頭痛・発熱などの風邪症状だが、重篤な副反応の報告はない。その他のアレルギー反応など、通常のインフルエンザワクチンと同様の副反応が起こる可能性がある。ただし頻度は非常に少ないとされている。
その他
13歳以上では予想された株が一致すれば不活化ワクチンの効果の方が高くなる。
ただし予想が外れた場合フルミストの方の効果が高くなるため、より確実にインフルエンザを予防したい方は2種類受けていただくことも可能。
うちの娘は、今年卒業試験、何とか卒業できたら国家試験をひかえている。インフルエンザには絶対罹るわけにはいかず、フルミストと従来のワクチンの同時接種をする予定。
また、予約開始日や予約方法など詳細は決定しだい、HPやクリニックでご案内しますね。
Posted by さかざきひろみ at 18時54分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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