2024年10月10日(木)
睡眠の話 [学会]
先週土曜日は、大阪小児科医会第210回学術集会。
講演1「小児科医が最低知っておきたい子どもの睡眠の知識」
講演2「睡眠覚醒状態の安定化機構におけるオレキシンの役割」
講演1は阪大の谷池雅子先生。
めっちゃお話が面白くて引き込まれた。
特に3歳まで睡眠時間がとても大切と言われていた。
3歳までの短時間睡眠や頻回の中途覚醒は、多動症状や情緒障害のリスクを高める。
0−3歳の脳の発達はとてもダイナミック。
どんどんシナプスが増えて、そしてけずられていく。
シナプスとは神経細胞とどうしのつなぎ目。
睡眠時間が十分でないと、このシナプスがけずられていかない。
これがうまくいかないと神経発達症のリスクが高い。
日本の子どもの睡眠時間は先進国のなかでも1番短い。
これは大きな問題なので、なんとかしないといけない。
生活習慣もとっても大切。起きる時間を早く、昼寝を短く、外遊びをしっかりすることが大切。
しかし、寝る時間や夕食時間、入眠時間が一定でなくバラバラなのもリスクが高い。
さらに、メディアの問題も大きい。
メディアは脳を活性化して、強い光の影響で、遅寝遅起きになってしまう。
これは米国の国立睡眠財団が進める、推奨睡眠時間。
中学生でも9−11時間必要。
こんなにちゃんと寝ている子はいるのだろうか。
ほとんどが睡眠不足。
朝起きれなくなったり、頭痛、腹痛、吐き気などの症状がでるのは当然のことなのかもしれない。
大きくなってから早く寝なさいといってもなかなか難しい。
乳幼児期からの睡眠習慣が重要。
その時期から小児科医が睡眠時間について色々アドバイスすることの大切さをあらためて実感した。
彼岸花、別名「曼珠沙華」の季節。
赤が映える。
Posted by さかざきひろみ at 18時34分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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