2024年08月06日(火)
58番 清上防風湯 [漢方製剤]
せいじょうぼうふうとう。
清上というのは、横隔膜より上という意味で、顔などの炎症に効くということになる。
ニキビに有効な漢方薬で有名。
のぼせて赤ら顔で、炎症が強いニキビ。
構成生薬がとっても多い。
清上防風湯に、黄柏、地黄、芍薬、当帰、柴胡を足すと荊芥連翹湯になる。
ニキビだけでなく、顔が真っ赤になっているひどい花粉症などにも処方される。
他のニキビに対する漢方薬。
18歳以上(主に女性)➡125桂枝茯苓丸加ヨクイニン+㊿荊芥連翹湯
荊芥連翹湯が苦くて飲めない場合➡125桂枝茯苓丸加ヨクイニン
中高生男女➡58清上防風湯
その他(18歳以上の男性・上記以外)➡E十味排毒湯
もちろん、西洋薬のベピオやエピデュオゲルも併用。
私は、昔むかし、ニキビがひどかった。
そのころって、ほとんど薬もなく....。
今は、たくさん良い薬がある。
Posted by さかざきひろみ at 16時24分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2024年07月25日(木)
57番温清飲 [漢方製剤]
うんせいいん
温という文字がついているが、実は冷やす薬。
抗炎症作用が強いN黄連解毒湯+71四物湯。
炎症をおさえながら、血のめぐりをよくして潤す作用もある。
N黄連解毒湯は冷やす薬、
71四物湯は温める薬。
冷やすものと温めるものが一緒に含まれる不思議な処方。
効能効果は、皮膚の色つやが悪く、のぼせるものに用いる:月経不順、月経困難、血の道症、更年期障害、神経症。
黄連解毒湯が含まれるのでとっても苦い。
月経トラブルに処方するよりも、ひどいアトピー性皮膚炎に処方する機会が多い。
もちろん男性にも処方できる。
特に、なかなか治りにくい皮膚の炎症に、57温清飲+125桂枝茯苓丸加ヨクイニンを処方すると、効果を発揮することがある。
粉薬が飲めない場合は、黄連解毒湯の錠剤と四物湯の錠剤で処方できる。
Posted by さかざきひろみ at 18時27分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2024年07月18日(木)
56番 五淋散 [漢方製剤]
ごりんさん。
痛みを伴う膀胱炎とか尿道炎の薬になる。
㊵猪苓湯よりも、慢性化して炎症が強いタイプに処方。
「五淋」は、下記の5つの尿路にまつわる症状を意味している。
石淋:尿路結石に伴う「排尿障害」
気淋:ストレスによる「神経性の排尿障害」
膏淋:米のとぎ汁のような「にごった尿の状態」
労淋:疲れによっておこる「慢性の排尿障害」
血淋:血尿など「血液が混じる尿の状態」
抗炎症作用のある黄芩や山梔子が含まれる。
水のバランスを整える生薬もたくさん。
さらに、血の巡りをよくする地黄、芍薬、当帰。
50番代は構成生薬が多い処方がたくさんなので、難しい。
だけど、こうやって整理するとなんとなく理解できる。
ちなみにOTCのボーコレンが五淋散。
ただ、小児科での出番はほとんどない。
泌尿器科ではよく処方されている。
Posted by さかざきひろみ at 18時47分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
【 過去の記事へ 】



