2012年02月09日(木)
インフルエンザの治療 [診療]
相変わらずインフルエンザが多い。
しかし、あちこちで学級閉鎖や学年閉鎖をしているので大きいお子さんは少し減ったかな。
保育所の赤ちゃん組のお子さんの間でそんなに流行していないのが幸い。
インフルエンザに罹ったら、治療方法として
1)タミフルを飲む
2)イナビルの吸入
3)リレンザの吸入
4)漢方薬単独
5)漢方薬+1)〜3)の併用
6)元気、または診断時すでに48時間たっているので何もしない
(何もしないでも治るのですか?と質問されることもあるが、昔はインフルエンザの薬などなく、みな自力で治してたのだ。)
ラピアクタという点滴治療薬もあるけれど、これは入院するほど重症のお子さんに使うべきだと思うので外来では使っていない。
イナビルの吸入は、その日だけ吸入すればよいのでとても便利。外来に練習用の笛があるので上手にできたお子さんだけに処方していた。
ところが、実際にイナビルを吸入してみると粉がでてきて、またそれが結構苦くでむせるお子さんが多いようだ。
喘息で普段フルタイドの吸入ができてるお子さんでもむせたようだ。
失敗してもその日の分しかないので再投与できない。
その点リレンザの吸入は甘いらしく、また5日分あるので少々失敗してもやり直しもできる。
それで、最近は小学生以上ならイナビルにして、他は年齢や、それぞれの症状にあわせて、治療法を決めている。
抗インフルエンザ薬はウイルスの増殖を抑えるだけなので、
解熱しても倦怠感が残る場合も多い。
その点漢方薬を併用するとすっきり感がある。
苦くてお子さんが飲めないのが残念だけど、
飲めるのなら、熱が高い1日目は麻黄湯。
翌日熱が下がったあとは柴胡桂枝湯がおすすめ。
漢方薬、とっても良いお薬で皆に処方したいけど...。
味がもっと甘かったらなあ...。
Posted by さかざきひろみ at 18時46分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 5 )
2012年02月07日(火)
どっさり [診療]
先週土曜日の夜は、
「アトピー性皮膚炎の診断と治療2012」という講演会にでかけた。
皮膚科の先生と小児科の先生のお話だったが、どちらも湿疹はしっかり適切なステロイド軟膏を塗布して、早くきれいな状態にすることが大切というお話だった。
早くきれいにしたほうがその後の経過もよいよう。
そして、スキンケアがいかに大切かということをお話しされていた。
びっくりしたのが、保湿剤の量。
3−6ヶ月の赤ちゃんでも全身に毎日1日2回保湿剤を投与するとなると1ヶ月に180gも必要。
1-2才なら1か月に300g
ヒルドイドソフト軟膏ならなんと12本。
いつも私はだいたい2本ずつ処方していたのだが、全く足りていなかった。
1ヶ月に10本以上処方すると保険で返戻される可能性もあるそうだが、とにかくコメントでも何でもかけば何とかなるだろう。
これからは、スキンケアのためにどっさり保湿剤を処方しよう。
Posted by さかざきひろみ at 18時48分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
2012年02月04日(土)
2月 [クリニック情報]
とっても寒い...。
さらに、インフルエンザが大流行。
毎週インフルエンザの患者さんが倍倍に...。
A型がほとんどだが、B型もちらほら。
近隣の小学校や幼稚園では学級閉鎖が相次いでいる。
かといって、熱のあるお子さんが皆インフルエンザというわけでもない。
そういえば以前中学生のお子さんの突然の高熱で、インフルエンザかと思ったが、検査は陰性。感染性心内膜炎というケースもあった。
これは稀なケースだが、寒い冬なので、他にも病気がいっぱい。
RSウイルスも溶連菌もマイコプラズマもおなかの風邪も。
しかし診察はとてもスムーズ。
実は最近、予約枠を倍ぐらいに増やした。
先輩の小児科の先生に完全予約制にしたほうがよいというアドバイスをもらって、色々考えてみた。
完全予約制はちょっと難しいので、予約枠を増やしてみた。
すると、同じ来院数だけど、待合いで大混雑ということがなくなった。
診察終了間際の駆け込みも減ったので、診療延長にもならない。
予約が取りやすくなったので受付への電話も減ったとのこと。
もっと早くこうすればよかった。
これからも、色々変えながら一番良い方法を考えていこう。
Posted by さかざきひろみ at 20時44分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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