2024年08月27日(火)
ぎりぎりまで
「この子、ほとんどおしっこに行かないんですが、大丈夫でしょうか?」と時々相談される。
実際、食欲もあって、とっても元気なのに、ほとんどトイレにいかないお子さんがいる。
1日3回ぐらいしかトイレにいかない場合もある。
なんと学校に行っている間に1回もいかないお子さんもいた。
膀胱は筋肉でできているので、がまんすればがまんするほど、膀胱壁が引き延ばされていくので、膀胱がどんどん大きくなって、さらに我慢できるようになる。
そして、限界まで我慢しているので、排尿したいと思ったときが、全く猶予がない。
つい漏らしてしまうことに多い。
いつもぎりぎりまで我慢していると、膀胱はふくらみきった風船のようになって、元の大きさに収縮しない。
膀胱の機能が低下してしまう。
そうなると、常に残尿(膀胱におしっこが少し残る)がある。
パンツに、いつも少し尿が漏れているお子さんはこのタイプが多い。
また、膀胱炎にもなりやすい。
そして、漏らしたのをきっかけに、いきなり頻尿になったりする。
さらに尿を我慢するお子さんは、なぜか便も我慢して便秘を併発していることも多い。
小さいお子さんは、このぐらいでトイレに行っておいた方が良いということがなかなか理解しにくい。
楽しく遊んでいたらなおさらトイレにいかない。
ぎりぎりまで我慢するのが習慣になる前に、トイレをうながしてあげることが大切。
でも、「おしっこにいきないさい!」とあまり言いすぎるとかえって、行かなくなってしまう。
これが、なかなか難しい。
小さいときに、おしっこもウンチもとっても大切ということを、ぜひお子さんに教えてあげてほしい。
パパとママが楽しそうにトイレにいくと、きっと、お子さんも楽しくトイレにいけそう。
Posted by さかざきひろみ at 18時43分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
トラックバック
トラックバックURL
http://www.sakazakidsblog.com/tb.php?ID=3515