2024年09月26日(木)

62番 防風通聖散 [漢方製剤]

ぼうふうつうしょうさん。

有名なやせる漢方。

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有名な「肥満」の薬で、OTCのナイシトールZと同じ。
防風通聖散は脂肪太り、水太りは防己黄耆湯。
ストレス太りは大柴胡湯。

防風通聖散を内服すると毎日-150kcal、ご飯一膳分のカロリーを消費したことになるが、それは6ヵ月まで。
しかし、薬だけで、やせることは決してない。
やはり、食事や運動もちゃんとして、薬を補助的にということになる。

構成生薬は18種類なので、エキス剤の中で一番多い。生薬の数が多いほどゆっくり効く。

大黄と芒硝という下剤が入っている。
また、石膏をはじめ、冷やす生薬がたくささん。
とことん冷やして瀉す薬。

保険適応病名は、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症:高血圧の随伴症状(動悸,肩こり、のぼせ)、肥満症、むくみ、便秘。

Posted by さかざきひろみ at 18時50分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2024年09月03日(火)

61番 桃核承気湯 [漢方製剤]

とうかくじょうきとう。

元気な女子で頑固な便秘があるときに有効であることが多い。
月経トラブル、のぼせ、イライラ、頭痛、めまいにも効果がある。

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大黄(だいおう)と芒硝(ぼうしょう)に下剤効果がある。
これらが入っている処方を承気湯類といって、他にも大承気湯、調胃承気湯がある。
下剤効果だけでなく、気を承る、気を巡らせて気持ちもすっきりさせるという意味である。
西洋薬の下剤は、ただ便秘を改善させるだけで、このようなメンタルに対する効果はない。

桃仁は桃のたねで瘀血(おけつ)に効果があって、微小循環障害を軽快させて、血のめぐりがよくなる。

元気な女性の月経トラブルで便秘がなければ㉕桂枝茯苓丸、
便秘があれば61桃核承気湯。

ただ、大黄が入っているものを長期にのむと、大腸メラノーシス(大腸粘膜に色素が沈着して褐色〜黒色の粘膜になった大腸のこと)になってしまうことがある。

単純に色素沈着だけなら問題ないが、大腸の蠕動に関係する神経もダメージを受けて、腸管蠕動が低下することがある。
「はじめは漢方薬がよく効いたけど、だんだんと効きにくくなってきた」と感じるときは、要注意。

Posted by さかざきひろみ at 18時14分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2024年08月15日(木)

60番 桂枝加芍薬湯 [漢方製剤]

けいしかしゃくやくとう。

下痢や便秘による腹痛に、またストレスによる腹痛にも有効。

構成成分は虚弱な人の風邪の初期につかう㊺桂枝湯とおなじ。
そのうちの芍薬を1.5倍にしたら、桂枝加芍薬湯になる。
芍薬をふやしただけで、風邪薬がお腹の薬になるのは、とても興味深い。

錠剤があるので、大きなお子さんたちの反復性腹痛にはこれを処方することが多い。

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この桂枝加芍薬湯に膠飴(こうい)を加えると99番小建中湯になる。
さらに、大黄を加えると134桂枝加芍薬大黄湯という処方になり、便秘のお薬になる。
漢方薬はこのように処方が似ているものが多い。
それもまた面白い。

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Posted by さかざきひろみ at 19時43分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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