2021年03月02日(火)
本日発売
今日3月2日に
クリックリファレンスフローチャートこども診療が発売。
私の5冊目の本。
今回は漢方薬ではなく、西洋薬バージョン。
小児科の西洋薬の本はいっぱいある。
今さら、私が書いてもよいのかと悩んだけど、新見先生に
「超簡単な本。ややこしい説明がなくて、ぱっとみてわかる本」がコンセプトとお聞きして、普段私が外来でやっていることを書いてみようと思った。
本を書くにあたって、色々な本やガイドラインを読んだ。
逆にそれが私自身とても勉強になった。
症状別と疾患別。
また、コラムも色々。
この本は、小児科専門医の先生のための本ではない。
内科の先生が開業されてお子さんを診察されるとき、研修医の先生たちが、はじめて一人で外来をするとき、そんなときにお役にたてたらと思って書いてみた。
この本の発売記念で3月5日金曜日の漢方jpでまたお話することになった。
でも本の話ではなく、「こども漢方❤服薬指導」
漢方Jpでは、好きなことが言えるから面白い。
今回は歌も歌ってみようかな.....。
4月5月と講演会が続く。
ひとつ原稿も抱えている。
これに関しては、いい案がまだ浮かばない。
孫っぴのように?せっせと仕事しないと。
私や娘がパソコンに向かっているのをみてるので、まねできる。キーボードをハイスピードでたたき、なんかすごい仕事しているようにも見えるが....。
Posted by さかざきひろみ at 17時46分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年02月28日(日)
大野先生の漢方セミナー [漢方薬]
今日は、大野修嗣先生のwebセミナー「春の漢方」
実は近畿小児科学会も今日。
ちょっと同時に聴いてみたけど、さすがに頭が変になりそう。
近畿小児科学会はオンデマンドにすることに。
大野先生のご講演は、
メインは花粉症。
第一選択はR小青竜湯
無効な場合→竜虎湯(R小青竜湯∔95五虎湯)
さらに無効→大青竜湯(㉘越婢加朮湯+㉗麻黄湯)
冷えがひどい→竜附湯(R小青竜湯+127麻黄附子細辛湯)
眼の症状がひどい→㉘越婢加朮湯
鼻閉が目立つ→A葛根湯加川芎辛夷
いつもどおりのええ声でとってもわかりやすいご講演。
外来でも花粉症は先週からどっと増えた。特に目の症状がひどい。
先週土から月にかけて、スギが一気に飛散した。。
お薬が全然ない状態で来院された方は、眼がはれて真っ赤、
鼻閉もひどい。この場合は西洋薬の内服、点眼、点鼻薬、さらに漢方薬を総動員。
昨年の薬が少し残っていた場合は、ちょっとまし。
舌下免疫療法をしているお子さんはほんとに軽い!
全く症状のない場合もある。
やはり、スギの舌下免疫とっても有効。
今は開始できないけど、
GWあけにはスギの舌下免疫療法ができるので、忘れないでね。
あと12歳以上でスギアレルギーが強いお子さんは、ゾレアという注射の治療もある。
これは、抗体が免疫細胞に結合するのを防ぐことでアレルギー症状をおこしにくくする。
投与出来る人は
12歳以上
スギIGEクラス3以上、総IGE1500以下。
体重やIGEの値で2週または4週に1回注射を2-5月の間投与。
でも、注射は痛いから絶対嫌って言われることが多いね。
今週の新作
悪役にもチャレンジ。
Posted by さかざきひろみ at 07時21分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年02月27日(土)
タンパク質! [漢方薬]
今日は午後から橋本進一先生のWEB講演会。
「高齢者診療における漢方治療の有用性」
高齢者医療について
1.タンパク質を中心とした栄養治療の重要性
2.気血両虚から見た肉体的、精神的アプローチ
3.腎虚へのアプローチの重要性
私が高齢者を診ることはないけれど、とっても参考になった。
以下は、高齢者によくある不足栄養素。
偏食や炭水化物ばかり食べているお子さんや大人にもあてはまる。
@タンパク質
AビタミンB群
ナイアシン(睡眠・精神安定)
B12(舌炎 心窩部周辺の症状)
葉酸(メンタル不調、思考停滞、神経過敏)
BビタミンD(うつ 粘膜障害、免疫力低下 骨が弱くなる)
C鉄(元気がなくなる メンタル不調)
D亜鉛(皮膚症状 免疫力低下)
EMg(こむら返り 不整脈 元気がなくなる。
タンパク質の必要量は、
体重50kgで1日60g以上。
これはお肉300g+卵2-3個もいる。
(お肉100gでタンパク質15g 卵1個でタンパク質7g)
高齢者が、これだけ摂取するのはほんとに大変。
それで、橋本先生はプロテインの摂取をすすめてはった。
橋本先生は栄養療法と漢方薬で地域の高齢者の心も身体もとっても元気にされている。
実は以前、橋本先生と講演会でお会いした。
いつもメールやZOOMだったが、
リアル橋本先生との会話もめっちゃ楽しい。
栄養のこと漢方のことなど知識の泉のよう。
何でもいっぱい教えてくださる。
こんな時期なので、ゆっくりできなかったが短時間でも勉強になった。
お土産に近江牛まで、しかも食べ方の解説つき〜。
「くれぐれも沸騰させずに60-80度で30-60秒でうっすらピンク色が残るような状態でしゃぶしゃぶしてみてください。最高のレベルで食すことが出来ます。その温度で調理するとタンパク凝固が起きにくいので、トロトロの食感で食べることが出来ると思います」
なんて親切。
その通りにして食べると、メッチャ美味!
口のなかでお肉がとろけた。
しかもタンパク質たっぷり。
母もパパも絶賛。
ほんとにありがとうございます。
Posted by さかざきひろみ at 19時51分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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