さかざKIDSブログ

2025年09月18日(木)

83番 抑肝散加陳皮半夏 [漢方製剤]

1カ月ぶりに漢方製剤のお話。
今回は、よくかんさんかちんぴはんげ。
小児科領域でも、よく処方される薬。

54番抑肝散に陳皮と半夏を加えたもの。

陳皮+半夏は胃腸機能を改善させる。また精神安定作用もあり、また身体の水のバランスもよくする。

効能効果は、虚弱な体質で神経がたかぶるものの次の諸症:
 神経症、不眠症、小児夜泣き、小児疳症。

画像(320x170)・拡大画像(640x340)

抑肝散は中国の明の小児科の教科書が原典。
抑肝散加陳皮半夏は、日本の江戸時代に作られた薬で、日本人向け。怒りをうまく表現できずに、ストレスをためて胃腸が弱ってしまうタイプ。
なんとなく、こちらの方が味も美味しい。

抑肝散症で、イライラ、神経質、多動だけど、食が細くて痩せている胃腸が弱い人。また、また、怒りや興奮が長く続くと、疲れて胃腸が弱ってくるので、経過が長い人。

赤ちゃんから大人まで幅広い年齢で処方が可能。

Posted by さかざきひろみ at 19時19分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

トラックバック

トラックバックURL

http://www.sakazakidsblog.com/tb.php?ID=3721

コメント

コメント投稿フォーム

名前:(この情報をCookieに保存させたい場合にチェック)
メールアドレス: (表示はされません)
URL: (名前にリンクされて利用されます)
コメント:
パスワード: (削除時に利用)

ページのトップへ ページのトップへ

9

2025


  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

検索


カテゴリーリスト

最近の記事

最近のコメント

RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2006 さかざKIDSブログ All right reserved.2006 Sakazaki Kodomo Clinic.