さかざKIDSブログ

2011年05月07日(土)

生肉、危険 [診療]

連休明けの外来は、
さすがに、インフルエンザは0。
変わりに目立ったのがアデノウイルス。何だか急に増えている感じだ。他には嘔吐下痢などの感染性胃腸炎が多い。
おたふくかぜは、ずっと流行している。そして、とうとう卸さんから、おたふくかぜワクチンの在庫が厳しい状態で入手できないとの連絡も...。

そして、世間では病原性大腸菌0111による集団食中毒が問題になっている。
病原性大腸菌、サルモネラ、キャンピロバクターによる細菌性胃腸炎は小児科外来をしていると、よくある病気ではある。
それでもベロ毒素をだす腸管出血性大腸菌(0157 0111 026など)はほんとに怖い病気だ。

さらに、今回生肉の管理販売に法的規制がないのを知ってびっくりした。
私はもともとユッケや生レバーを食べたことがないので、テレビ画面にアップになるユッケは生のミンチ肉に生卵が乗ってるようにしか見えない。
娘もユッケを食べたことがなかったのだが、大学のコンパで皆にすすめられて初めて食べたらしい。それを聞いて娘に「二度と食べたらあかん。」と注意しておいた。
食べると溶血性尿毒症症候群になる危険性はあるが食べなければその危険はない。

100%安全な生肉などない。
だから、絶対お子さんにユッケや生レバーなどの生肉を食べさせないでほしい。
実はお子さんにとっては生卵も怖い。

病原性大腸菌だけでなく、サルモネラやキャンピロバクターなどの菌でも重症の合併症がある。
外食だけでなく、これらの菌は家庭での食事で感染することも多い。
細菌性腸炎はとにかく予防が一番。
予防の三原則は、菌を「付けない、増やさない、殺す」
調理の前には必ず手を洗い、
手指や調理器具を清潔に保ち、
食材は新鮮なものを選びよく加熱する、
調理後食べるまでに長い時間をおかない
食品どうしで汚染をしないよう、調理器具の使い方にも注意が必要。

細菌性胃腸炎は、合併症をおこさなくてもお子さんにとってとても辛く苦しい病気だ。
だから、予防して細菌性腸炎に罹らないようにお子さんを守ってあげて下さい。

Posted by さかざきひろみ at 18時46分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

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コメント

調理している人がロタに罹っていないかぎり、ロタウイルスが食品についていることは考えにくく、あれはきっと集団生活でもらってきたのではないかと思います。
また、お子さんに生ものを食べさせてはいけないということは、私たち小児科医にとっては習知のことだけど、知らない保護者の方も少なくありません。バーベキューや焼き肉のときに生のお肉をさわったお箸も危険です。このようなことを、もっと外来でアピールして皆さんに知って頂くように努力しなくてはと思います。

さかざきひろみ 2011年05月10日 21時10分 [削除]

いつもお世話になっております^^

入園三日目に洗礼を受けたロタウィルスと風邪もなんとかGWで落ち着き今日は無事に親子遠足に行くことが出来ました!

ロタは幼稚園でもらったものだと思っていましたが私の作った物で引き起こされた可能性も否めないのでしょうか?まぁ、目には見えないものですからどこでもらったかなんて推測に過ぎないでしょうが。。。

私もあまり生肉は食べない方ですが意識はとても低かったので今後子供にはくれぐれも注意しようと思います。

今日も「明日幼稚園には行きたくない」と言いながら布団に入ったお姉ちゃんでした^^;

トトロ 2011年05月09日 19時58分 [削除]

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