2023年11月14日(火)
「ねるねる」と「にがいのとんでいけ」 [漢方薬]
「おくすりパクっとねるねる」
こんなものを見つけた。
「ねるねるねるね」というお菓子があって、それの服薬補助剤バージョン。
「ねるねるねるね」については、買ったこともなく知らなかった。
調べると1987年に発売。
私が医学生のときだから、知らないはず。
ただ、名前は聞いたことがあったので、この服薬補助剤がどんなものか、漢方薬との相性はどうか気になって購入してみた。
ひと箱に、6袋入りで、メロンソーダとイチゴがある。
専用トレーに、水ひとさじと「ねるねるのもと」を入れて、スプーンでよく混ぜる。」
さらに、漢方薬109番を入れて、混ぜてみた。
メロンソーダも味見してみた。
ねる過程は面白い。
きっとお子さんたちは喜ぶはず。
そして、お味の方は、苺は口にいれてしばらくは甘いけど、やっぱり後味に漢方がでてくる。
舌ざわりは確かによくなる。
メロンソーダは、私にはもともとの味が.....。
しかも、6回分で492円。
熱や鼻づまりで、少し飲むのはいいかもだけど、ずっと飲む薬だと高すぎる。
他にも、「にがいのにがいのとんでいけ」という服薬補助剤をみつけた。
これも味見してみた。
チョコは砂糖不使用らしい。
ただ、これも後味に漢方薬がでてくるので、すぐに水を飲んだほうがよい。チョコを食べたことがないお子さんにとったら、美味しく感じるかも。普段からチョコをよく食べているお子さんには、いまいちかも。
ただ、3包で194円! これも高すぎる。
お薬のマスキングの良さは、「ねるねる」のイチゴ味が一番いいかな。
だけど、どれも高価。
お薬を飲むために、わざわざ買うよりも、自宅にあるものから工夫したほうが現実的かな。
Posted by さかざきひろみ at 19時44分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2023年11月12日(日)
今日は [おうち]
気温が低い。
そして、ガーデニング第2弾。
コーナンにいくと、お花がたくさん。
たくさんの中から、色どりを考えて選ぶのが楽しい。
何度も、見て回ってひとつひとつ物色する。
今日は時間に追われていないので、幸せな時間がたっぷり。
先週あれだけ球根やパンジーを購入したけど、さらに追加。
すかし百合が可愛くて、ちゃんとお花咲くかな??
まずは、土を耕やす。ミミズさんがたくさん。
ここは、ハーブがメインだけど、今回シクラメンをミニバラを追加。
さらに、今日は、11月と12月の講演の準備。あと原稿が2つ。
11月16日はDr.s Prime Academiaのオンライン講演。
これは医師や医学生が無料でオンライン勉強会を視聴できる。
竹越先生の紹介で、私も講演することになった。
色んな科の先生が、様々な分野の講演をされているので、結構勉強になる。
このサムネイルは、向こうの方が作ってくださるのだけど、最初は背景がうぐいす色で和模様。あまりにも、昭和だったので、もう少し可愛い色にしてくださいとお願いした。
外来では、インフルエンザはやや下火。
一方、溶連菌感染症は多い。
年少ぐらいから小学生低学年ぐらいが多いの普通だけど、
小学生高学年から中学生にも発症している。
他には、ウイルス性胃腸炎が少しずつ増えてきた。
これは毎年、寒くなると増えてくる。
先週は、短時間だったが、外来スタッフが最少人数。
これは、19年間で2回目のこと。
だけど、大雨で患者さんも少なく、何とか無事に終了。
Posted by さかざきひろみ at 19時31分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2023年11月11日(土)
ポップコーンも危険
日本小児科学会雑誌の「傷害速報」。
「ポップコーンでの窒息」の事故について。
1歳9か月の女の子が、大きめのカップに入ったポップコーンを、母親が押すショッピングカートに乗りながら食べていた。
底に残っていたポップコーンを食べようとして、容器を傾け一気に流し込んだ。そこに未破裂のポップコーンが入っていて、それがその女の子の気管支まで入ってしまった。
女の子は強くむせて、そばにいたママがが背部を叩打し、未破裂コーンを数個吐き出したけど、次第に顔色が悪化し、意識がなくなった。
通りがかった人が心肺蘇生を開始し、救急車で病院へ搬送。
来院時、とても危険な状態にあり、気管チューブによって呼吸が補助された。
しかし、右の胸の動きが悪く、検査の結果、右の気管支に未破裂コーンが詰まり、これが右肺の呼吸を妨げていることが判明した。
すぐに、気管支鏡というカメラで摘出し、その後呼吸状態は安定して、2週間あまりで無事回復している。
回復されてほんとによかった。
小児科学会では、「4歳未満の子どもにはポップコーンを与えないこと」を推奨。
大人でもカップ等を傾けると異物を誤えんすることがあるため、4歳以上のお子さんでも、窒息事故の可能性はある。
少なくとも未破裂コーンは取り除いておくべきかと思う。
アメリカでは、ポップコーンは子どもにおける窒息のリスクが高い食品として挙げられているが、日本ではまだまだ認知度が低い。
他にもアメリカでは、ホットドッグ、キャンディ、ブドウ、ピーナッツ、パンなど10種類の食材を食品窒息の原因として挙げている。
子どもがつらい思いをしなくて済むよう、私たち大人が常に注意する必要があると思う。
危険なものを食べさせないことが一番だが、万が一、誤嚥から窒息にいたったときの応急処置も知っておいた方がよい。
消費者庁からわかりやすい動画が公開されている。
【消費者安全調査委員会】窒息事故から子どもを守る!
そういえば、外来の待合室であめちゃんを食べていた2歳の男の子がのどにつめて真っ青になったことがあった。
腹部突き上げ法(ハイムリッヒ法)ですぐにもとにもどったけど、あめちゃんは、とっても危険。
Posted by さかざきひろみ at 18時55分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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