さかざKIDSブログ

2025年03月01日(土)

72番甘麦大棗湯 [漢方製剤]

かんばくだいそうとう。
私の頻用処方のひとつ。

すべてが食品として摂取するものから構成されている。
そのため、甘くて飲みやすい。甘いものを食べるとホッとする、それに近い感じ。

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甘草は天然甘味料として多くの食品にふくまれる。
5gと多い量が入っているのだが、甘草が3g以上のものは、急迫症状、わーっとなる症状を抑える作用がある。
浮小麦は、ふすまもついた小麦。
これにはトリプトファンが豊富。トリプトファンはセロトニンやメラトニンの前駆物質。
大棗は、なつめ。6gとエキス剤の中では一番多く含まれている。大棗は胃腸機能をととのえるだけでなく、情緒安定作用もある。

これは、1800年前からある薬。
その本には、「婦人臓躁(ヒステリー),喜 悲傷 して哭せんと欲し,象 神霊の作す所の如く,しばしば 欠伸するは,甘麦大棗湯これを主る」と記載されている。

訳すと、「女性がヒステリー発作をおこして泣き叫び,
それが キツネや悪霊にとりつかれたような様子で,
夜眠れず何度もあくびをする場合は甘麦大棗湯が有効である」

という意味になる。

たった3つの生薬の組み合わせで、お子さんだけでなく、お母さんたちの色々な症状をよくしてくれる。
不安、不眠、パニック、過換気、感情がコントロールできない状況、わけもなく涙があふれるような状況によく効く。

悪夢をみていたお子さんは、これを飲むと幸せな夢をみたと言っていた。
心のお守りのような漢方薬だと思う。

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Posted by さかざきひろみ at 19時30分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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