2024年02月01日(木)

39番苓桂朮甘湯 [漢方製剤]

りょうけいじゅつかんとう。
めまい、ふらつき、動悸、頭痛などの症状に有効。

いわゆる、水のバランスが悪い水毒があって、胃腸が弱い、精神症状もすこしあるようなタイプ。

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保険適応病名は、めまいふらつきがあり、また動悸があり尿量が減少するものの次の諸症:神経質、ノイローゼ、めまい、動悸、息切れ、頭痛。

構成生薬は4つなので、比較的即効性がある。

茯苓と蒼朮が利水作用。
桂皮が、気の巡りをよくする。
五苓散とよく似ていて、五苓散から猪苓と沢瀉を抜いて、甘草をたしたもの。

五苓散タイプで胃腸が弱いタイプ。
また五苓散は身体の水分量は正常でバランスが悪くなっている。
苓桂朮甘湯は、身体の水分量が少なくて、胃に貯留している。そのため、脳への血流量が少なくなって、めまいたちくらみになる。
このお薬は、胃のなかの余分な水をさばいて、脳への血流量をふやすと言われている。

また、市販薬でノイホスロールというのがあって、これが苓桂朮甘湯と同じ。そこには、 現代のストレス社会で精神不安や動悸にすぐれた効きめを発揮と書いてある。

私は、乗り物酔い予防に、P五苓散と㊴苓桂朮甘湯も一緒に飲んでいる。新幹線に乗ってすぐに五苓散2包と苓桂朮甘湯2包。
それで、東京までなんとか。

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Yaeさんから頂いた立派なイチゴ。
白いのも赤いのもとっても甘い。
ありがとうございました!

Posted by さかざきひろみ at 19時44分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2024年01月30日(火)

韓国で! [漢方薬]

私のフローチヤートこども漢方薬が、海を越えて、韓国版が完成。

実は、昨年の東洋医学会総会で、韓国の小児科の教授の先生が、私の本を見つけて、とても気に入ってくださった。
そのときに、韓国版をぜひ出したいとおっしゃってくださって
新興医学出版社の方に相談されていた。

それで、ほんとにあっという間。
まさかの韓国で発売。

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裏は、こちら

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ちゃんとハンバーグレシピも。
さらに、ぴんくまちゃんも登場。

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これは夜泣きのフローチャート。

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果たして、ちゃんと韓医学を学ぶ先生方がこの本を買ってくださるのだろうか??
でも、本にして頂いただけでも、とっても光栄で嬉しい。

Posted by さかざきひろみ at 19時12分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2024年01月28日(日)

滋賀へ [講演]

今日は、滋賀県小児科医会学術講演会での講演。
ほんとは、前日からまごっぴたちとお泊りで琵琶湖に行く予定だった。ちょっと体調に自身がなく、キャンセルして日帰りに。

JRで大津までいったのだけど、京都が近くてびっくり。
たった9分なのね。

琵琶湖に少しだけよってみた。ちょっと寒い。

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今回は、こどもの心の漢方薬のお話。

最初に「漢方薬を使う先生はどのぐらいいらっしゃいますか?」とお聞きしたところ半数以上。
結構、使われている先生が多い。
反対に、「漢方薬なんて怪しい、あんなもん効くはずないと思う先生は」とお聞きするとさすがにゼロ。でも、私も昔はそう思ってたのよね。

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右は、「あかい家のこどものクリニック」と「みどりの森のこどもクリニック」の浅井先生。
いつも外来小児科学会のWSに参加してくださる。
今回も私を推薦してくださった。
ありがとうございます。

体調がよくなって、力の限り講演できて、笑いもとれてよかった。
質問もたくさんで、とっても楽しい1時間だった。
ご参加してくださった先生ありがとうございました。

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これは大津のおみやげ。
とびだしとび太くんは、滋賀県由来だそう。
行きのタクシーで「滋賀のお土産は何がいいですか」とお聞きしたら、「うーん、これといってないなあ。大津駅のコンビニになんか売ってるはず」と。
それと、タクシーの運転手の方は、「西武百貨店とイオンも全部撤退したから、もう滋賀はあかん。だけど、紫式部が大河ドラマになったから、少しだけ復活するかなあ」とさかんにいってはった。

帰りは、大津から京都経由で新幹線。
あっという間に新大阪へ。そこで出会ったドクターイエロー。
ちょっとラッキー。

Posted by さかざきひろみ at 18時50分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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