2024年02月11日(日)
日本心身医学会近畿地方会 [学会]
お世話になっている奥見裕邦先生が大会長。
場所は此花会館。
西九条休日診療所のすぐとなり。
教育講演は、
「心身医療と漢方医学の隔たりー心身相関と心身一如は同一なのか?」
実は、西洋医学は心身分離で心と身体は切り離して考える。
東洋医学は心身一如(しんしんいちにょ)で心と身体はきりはなせない、丸ごと一つと考えて一緒に治療する。
一方、心身医学は心身相関で、心と身体はひとつではないが、お互いに関係しあっているという考え。
微妙に違う。
ふむふむと聞いていたのだが、いきなり最後に奥見先生から
「小児科医の坂崎先生のご意見をお聞きしたい」とのことで、ご指名をうけた。
ちょっとびっくりしたが、なんとかうまく話せた??。
シンポジウムでは、「心身内科と小児心身医療の邂逅」
心身医学の小児科から内科への移行期の問題のお話。
ここに、次の小児漢方懇話会でお話していただく吉田誠司先生が講演された。
吉田先生はOD診療の第一線の先生。
たまたま、テレビでみかけて、懇話会の講演をオファーした。zoomでお話したおことがあるが、リアルでお会いするのは初めて。
奥見先生も吉田先生もほんとに素敵な先生。
お二人とは6月の東洋医学会総会でもご一緒させていただく予定。
今からとても楽しみ。
展示ブースで販売されていた本とおやつも購入。
おやつは、グルテンフリーでおなかにも身体にも優しい。
パパへのおみやげ。
Posted by さかざきひろみ at 19時49分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2024年02月10日(土)
外来状況 [クリニック情報]
今週もインフルエンザ。
B型が多いが、A型もちらほら。
毎週、ずっと増加傾向。
年齢別には10−14歳がとても多い。
今週がピーク??
小学校では学級閉鎖や学年閉鎖が相次いですごいことになっているが、幼稚園や保育園はこれからかもしれない。
さらに、発熱後12時間たっているけどインフルエンザ陰性。
その後解熱して、再び発熱し2波性でおそらくインフルエンザだったのだろうというケースもある。
あと、めったにないが、インフルエンザと新型コロナの同時感染。
Cのラインはコントロール。
Sのラインは新型コロナ。
BのラインはインフルエンザB型。
ヒトメタニュウモやアデノウイルスがでているところもある。
さらに、スギ花粉症も始まっている。
今日から連休。
罹ってしまった人も、かかってない人も、無理せずに、できたらゆっくりお休みしてね。
Posted by さかざきひろみ at 19時38分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2024年02月08日(木)
水が飲めない
水道水やミネラルウォーターなどの味のない水が飲めない、
冷たくない水が飲めないという子どもたちが増えている。
小さいときに、ジュースのような甘い味を覚えると、水やお茶を拒絶するような子も出てくる。さらに、常にジュースやスポーツドリンクを飲んでいると味のない水やお茶が飲めなくなる。
学校に持っていく水筒にも水やお茶がのめないので、スポーツドリンクを入れてもっていく場合もあるそう。
もちろん熱中症対策とか、胃腸炎で脱水傾向があるときは、経口補水液が必要である。
ただ、普段からスポーツドリンクを常用するのはあまりよくない。
たとえばポカリスエットは、100mlに6.2gの糖分が含まれる。500mlだと31gで、角砂糖6個
アクエリアスだと100mlに、4.7gの糖分なので、500mlで23.5g、角砂糖5個。
WHOが肥満防止のために定めた子どもの場合の1日の糖分摂取量の16gなので、これだけで超えてしまい、2型糖尿病のリスクが増えてしまう。さらに虫歯のリスクも。
実際に、肥満のお子さんたちはジュースが大好きで、これをやめるだけで、ダイエットできる場合もある。
しなし何よりも、万が一、地震などの災害時には、「味のない水」や「冷えていない水」を飲まなくてはならない。災害時に、一番身近にある水道水が飲めないと命に関わることになる。
お子さんが、全く水が飲めない場合は何らかの対策が必要かもしれない。なんと、「水苦手」を克服する訓練までしている小学校や幼稚園があるそう。
さらにご家庭でもみんなでお水を飲むということも必要かも。そして冷蔵庫には、ジュースなどは常備しないことも大切。
ジュースは特別なときだけね。
Posted by さかざきひろみ at 18時45分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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