2024年02月03日(土)
2月3日 [クリニック情報]
今日は節分。
鬼は外、福は内。
お庭に豆をまいて、すぐに回収。
お家の福は口の中。
まごっぴがいないので、2人で豆まき。
外来では、今週は、なんといってもインフルエンザ。
AよりもBが増えている。
12月と1月にA型にかかったのに、今シーズン3回目で、B型に罹ったお子さんもいる。
さらに、新型コロナがだんだん増えている。
溶連菌もまた増加傾向。
インフルエンザで、乳アレルギーで乳糖もアレルギーのあるお子さん。
イナビルもリレンザも乳糖を含む。
しかも、この2剤は添付文書に以下の記載がある。
「乳製品に対して過敏症の既往歴のある患者:本剤は、夾雑物として乳蛋白を含む乳糖水和物を使用しており、アナフィラキシーがあらわれたとの報告がある」
ゾフルーザにも、乳糖水和物が含まれる。
しかし、こちらには添付文書にはアナフィラキシーの記載はない。
現在タミフルドライシロップが品薄で、タミフルカプセルを脱カプセルして乳糖を混ぜているのだけど、それもダメ。
薬局の先生の相談して、乳糖でなくブドウ糖をという話をしていたのだけど、何とか一人分ならタミフルドライシロップの在庫があるとのことで、それを処方。
インフルエンザの流行はいつまで続く??
Posted by さかざきひろみ at 17時53分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2024年02月01日(木)
39番苓桂朮甘湯 [漢方製剤]
りょうけいじゅつかんとう。
めまい、ふらつき、動悸、頭痛などの症状に有効。
いわゆる、水のバランスが悪い水毒があって、胃腸が弱い、精神症状もすこしあるようなタイプ。
保険適応病名は、めまいふらつきがあり、また動悸があり尿量が減少するものの次の諸症:神経質、ノイローゼ、めまい、動悸、息切れ、頭痛。
構成生薬は4つなので、比較的即効性がある。
茯苓と蒼朮が利水作用。
桂皮が、気の巡りをよくする。
五苓散とよく似ていて、五苓散から猪苓と沢瀉を抜いて、甘草をたしたもの。
五苓散タイプで胃腸が弱いタイプ。
また五苓散は身体の水分量は正常でバランスが悪くなっている。
苓桂朮甘湯は、身体の水分量が少なくて、胃に貯留している。そのため、脳への血流量が少なくなって、めまいたちくらみになる。
このお薬は、胃のなかの余分な水をさばいて、脳への血流量をふやすと言われている。
また、市販薬でノイホスロールというのがあって、これが苓桂朮甘湯と同じ。そこには、 現代のストレス社会で精神不安や動悸にすぐれた効きめを発揮と書いてある。
私は、乗り物酔い予防に、P五苓散と㊴苓桂朮甘湯も一緒に飲んでいる。新幹線に乗ってすぐに五苓散2包と苓桂朮甘湯2包。
それで、東京までなんとか。
Yaeさんから頂いた立派なイチゴ。
白いのも赤いのもとっても甘い。
ありがとうございました!
Posted by さかざきひろみ at 19時44分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2024年01月30日(火)
韓国で! [漢方薬]
私のフローチヤートこども漢方薬が、海を越えて、韓国版が完成。
実は、昨年の東洋医学会総会で、韓国の小児科の教授の先生が、私の本を見つけて、とても気に入ってくださった。
そのときに、韓国版をぜひ出したいとおっしゃってくださって
新興医学出版社の方に相談されていた。
それで、ほんとにあっという間。
まさかの韓国で発売。
裏は、こちら
ちゃんとハンバーグレシピも。
さらに、ぴんくまちゃんも登場。
これは夜泣きのフローチャート。
果たして、ちゃんと韓医学を学ぶ先生方がこの本を買ってくださるのだろうか??
でも、本にして頂いただけでも、とっても光栄で嬉しい。
Posted by さかざきひろみ at 19時12分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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