2024年07月13日(土)

お口あーん [クリニック情報]

1歳の○○ちゃん。
診察室に入って、私の顔をみるなり、まずお口をあーん。
「もしもしからね」と言って、聴診器で音を聞いているときも、私と目があうと、また口をあける。

診察のとき「お口あーん」って、繰り返してたのを覚えてくれたのね。
○○ちゃんは、ばいばいっていったあとも、私と目が合うと口を開けていた。
私の顔=「お口あーん」
ほんとに可愛い。

2歳の○○くん。
診察室に、Tシャツを手であげながら入ってくる。
そして、椅子に座ると、服をあげて、おなかを見せてくれる。

この子は、もしもしのとき、お洋服を上げるのを覚えててくれたのね。

だけど、お口あーんや診察をとっても嫌がるお子さんも多い。
無理に舌圧子で、口をあけて喉をみたことが、とっても嫌な経験として残っているから仕方ない。

上手にお口をあけたら、ライトだけで、舌圧子はいらない。
口をあけてくれても、舌を下げないと喉はみえない。
「あー」って大きな声をだしたら、のどが見えるのだけど、なかなかコツをつかむまでは難しい。

だけど、一度舌圧子なしで、喉をみせれたら、辛くないことがわかって、次から大丈夫。
そこまでが、時間がかかることも多いけど、なぜか突然できるようになる。
それが、お子さんたちの成長かな。

外来では、インフルエンザは下火に。
新型コロナが増えてきた。
小さいお子さんたちの高熱は手足口病が多い。
大きなお子さんたちの長く続く発熱と咳はマイコプラズマ。

7月になって、お熱の方がとっても多い。

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Posted by さかざきひろみ at 19時16分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2024年07月11日(木)

梅雨の漢方 [漢方薬]

梅雨時は、身体がむくみ重だるくなりやすい。
他にも、頭痛やめまい、はきけなどの症状があったり、なんとなく不調をおこしやすい。

東洋医学では水毒の状態。

水毒のある人の舌は、舌の辺縁に歯の痕がついて(歯痕舌)、舌が浮腫んで大きくなっていることが多い(胖大舌)。
また、お腹の所見で、腹部大動脈の拍動がよくふれる(臍上悸)、胃のところをたたくと、ちゃぽちゃぽ音がする(胃内停水)などが見られることがある。

漢方薬ではP五苓散が大活躍。
先日のオンライン勉強会でも、各クリニックで五苓散を処方する頻度が増えるらしい。

ある先生は、梅雨の朝には、五苓散を2包内服するとのこと。

五苓散は、身体の水のバランスを調整するくすりで利水剤ともいう。
利尿剤は脱水があっても尿量を増やすが利水剤は、脱水の場合は尿をださない。身体の中の水の分布を調整してくれる。

利水剤として有名なのは、
㊴苓桂朮甘湯:水のバランスをよくするだけでなく、精神安定作用もある。パニックなどにも処方される。
㉚真武湯:全身の冷えがあるタイプで下痢しやすい。
 床にすいこまれそうなめまい。
㊲半夏白朮天麻湯:胃腸が弱く虚弱タイプ
  補中益気湯が効く人で、頭痛やめまいがあるタイプに
㊵猪苓湯:頻尿など尿トラブルがある場合 
㉛呉茱萸湯:片頭痛によく処方されるが、とってもまずい。
五苓散が無効で、胃腸虚弱で冷えが強いとき
㊸六君子湯:胃もたれと冷え、食欲不振
㉓当帰芍薬散:血のめぐりが悪い(血虚)と水毒タイプ
R小青竜湯:鼻水も水毒。鼻水が多く湿った咳をしている場合に。

ちなみにめまいの名言で、
『立てば苓桂、回れば沢瀉、歩くめまいは真武湯』
立ちくらみには「苓桂朮甘湯」を、天井がグルグル回るようなめまいには「沢瀉湯」を、そして歩行時のフワフワ感には「真武湯」。
沢瀉湯というのは、エキス剤にないので、五苓散で代用。

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Posted by さかざきひろみ at 18時52分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2024年07月09日(火)

第7回日本小児漢方懇話会フォーラム [学会]

7月7日、七夕の日はとてもよいお天気。

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あべのハルカス25階からの眺めは素敵。
お部屋もとっても開放的。

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外を見るといつも素敵な眺めが見える。
ただ、山口先生曰く、ビルばかりで、どこにも子どもたちが思いっきり遊べる場所がない.....。

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私のお仕事はアナウンスや、色々な下働き。
そして、特別講演U「起立性調節障害の理解と漢方アプローチ」の座長。さらに閉会のご挨拶。

浴衣姿で、机を動かしたり、走り回ったり。
お着物でも結構動ける。

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蘭子ちゃんもいずみーるも大活躍。
いずみーるの小児の腹診のお話は動画もあって、わかりやすい。私たち準備も頑張ったし、当日も頑張ったね!

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特別講演の三谷先生の舌のお話も、吉田先生の起立性調節障害のお話もとっても勉強になった。しかも面白い。
なんと三谷先生は舌を見ると夜勤ができるかどうかわかるそう。

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特別講演の先生方と。

シンポジウムの総合討論は、ちょっと時間が足りなくなって、もっとたくさんお話聞いてたかった。
時間管理はほんとに難しい。

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シンポジウムの皆さまと。

今回は起立性調節障害を主なテーマにしたので、多くの先生方に、ご興味をもっていただけた。そのおかげで懇話会はじまって以来の参加人数。大阪で達成できたのは、めっちゃ嬉しかった。

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うちのスタッフもお手伝いに来てくれて、たくさんお仕事してくれた。ナイス受付、ほんとにありがとう。

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会終了後は懇親会。
そして、すべてが終わった後、サンセットがとっても綺麗。
ほんとに、素敵な1日だった。

次は、10月27日の第51回日本小児東洋医学会の会頭。
後は、7月に1つ、9月に2つの講演、10月は千福先生の腹診セミナーのお手伝い。
そして、本の執筆。
まだまだ、頑張って〜。

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Posted by さかざきひろみ at 19時40分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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