2025年03月18日(火)
73番 柴陥湯 [漢方製剤]
さいかんとう
咳がひどいときの漢方薬。
私も咳がでてひどくなりそうなときは必ず飲んでいる。
こじれた感染症に有効な抗炎症作用のある小柴胡湯(しょうさいことう)に小陥胸湯(しょうかんきょうとう)を加えたもの。
小陥胸湯はエキス剤にないけれど、胸がつかえている時の薬。
黄連が入っているので、これも抗炎症作用がある。
また、括楼仁(かろうにん)は、咳止め効果。
イメージは、経過の長い咳で、胸痛もあるタイプ。
以前、咳をしすぎて肋骨骨折もある方に処方して、著効したことがある。
千福先生は、咳喘息にとても有効と話されていた。
もちろん西洋薬との併用だけど、西洋薬でいまいちのときに併用する。
ただ、黄連が含まれるので、とっても苦いのが欠点。
柴陥湯+麦門冬湯、
柴陥湯+五虎湯など、色々組み合わせもOK。
Posted by さかざきひろみ at 19時10分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
トラックバック
トラックバックURL
http://www.sakazakidsblog.com/tb.php?ID=3627