さかざKIDSブログ

2025年03月18日(火)

73番 柴陥湯 [漢方製剤]

さいかんとう

咳がひどいときの漢方薬。
私も咳がでてひどくなりそうなときは必ず飲んでいる。

画像(320x164)・拡大画像(640x328)

こじれた感染症に有効な抗炎症作用のある小柴胡湯(しょうさいことう)に小陥胸湯(しょうかんきょうとう)を加えたもの。
小陥胸湯はエキス剤にないけれど、胸がつかえている時の薬。
黄連が入っているので、これも抗炎症作用がある。
また、括楼仁(かろうにん)は、咳止め効果。

イメージは、経過の長い咳で、胸痛もあるタイプ。
以前、咳をしすぎて肋骨骨折もある方に処方して、著効したことがある。
千福先生は、咳喘息にとても有効と話されていた。
もちろん西洋薬との併用だけど、西洋薬でいまいちのときに併用する。

ただ、黄連が含まれるので、とっても苦いのが欠点。

柴陥湯+麦門冬湯、
柴陥湯+五虎湯など、色々組み合わせもOK。

画像(180x240)・拡大画像(480x640)

Posted by さかざきひろみ at 19時10分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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