2024年02月06日(火)
40番猪苓湯 [漢方製剤]
ちょれいとう。
尿トラブル、膀胱炎などの炎症に使用する漢方薬。
五苓散とよく似ているが、五苓散は上半身の水毒に、猪苓湯はどちらかというと下半身の水毒に有効。
阿膠(あきょう)は、ロバの皮からとった動物性生薬。
潤す作用や止血作用があり、膀胱の炎症も抑える。
本物の阿膠は大変高価なため、現在エキス剤の多くは、ブタやウシ由来のコラーゲンで代用されている。
滑石は、ケイ酸マグネシウムで鉱物性生薬。
抗炎症作用、冷やす作用がある。
膀胱や尿道の軽度の炎症に対して効果があり、炎症の熱を、尿とともに体外に排出する作用がある。
膀胱炎には、抗生剤も必要だが、繰り返す場合とか無菌性膀胱炎とか、抗生剤のアレルギーで飲む薬がないときなどに出番がある。
小児科では、めったに活躍しないかな。
Posted by さかざきひろみ at 18時00分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2024年02月01日(木)
39番苓桂朮甘湯 [漢方製剤]
りょうけいじゅつかんとう。
めまい、ふらつき、動悸、頭痛などの症状に有効。
いわゆる、水のバランスが悪い水毒があって、胃腸が弱い、精神症状もすこしあるようなタイプ。
保険適応病名は、めまいふらつきがあり、また動悸があり尿量が減少するものの次の諸症:神経質、ノイローゼ、めまい、動悸、息切れ、頭痛。
構成生薬は4つなので、比較的即効性がある。
茯苓と蒼朮が利水作用。
桂皮が、気の巡りをよくする。
五苓散とよく似ていて、五苓散から猪苓と沢瀉を抜いて、甘草をたしたもの。
五苓散タイプで胃腸が弱いタイプ。
また五苓散は身体の水分量は正常でバランスが悪くなっている。
苓桂朮甘湯は、身体の水分量が少なくて、胃に貯留している。そのため、脳への血流量が少なくなって、めまいたちくらみになる。
このお薬は、胃のなかの余分な水をさばいて、脳への血流量をふやすと言われている。
また、市販薬でノイホスロールというのがあって、これが苓桂朮甘湯と同じ。そこには、 現代のストレス社会で精神不安や動悸にすぐれた効きめを発揮と書いてある。
私は、乗り物酔い予防に、P五苓散と㊴苓桂朮甘湯も一緒に飲んでいる。新幹線に乗ってすぐに五苓散2包と苓桂朮甘湯2包。
それで、東京までなんとか。
Yaeさんから頂いた立派なイチゴ。
白いのも赤いのもとっても甘い。
ありがとうございました!
Posted by さかざきひろみ at 19時44分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2024年01月23日(火)
㊳当帰四逆加呉茱萸生姜湯 [漢方製剤]
とうきしぎゃくがごしゅゆしょうきょうとう。
なんと漢字ばかりで11文字。
パパ曰く、「こんな漢字がたくさん並んでいるので、漢方薬は難しく感じるし、とっつきにくい」とのこと。
覚えると簡単なのだけど。
手足が冷えてあちこち痛くなる人または、しもやけの特効薬。
四逆というのは、手足が冷えるという意味。
身体をあたためる、当帰、呉茱萸、細辛がふくまれる。
当帰というのは、セリ科の植物。
身体を温める作用があり、血流を改善させてくれる。さらに、女性らしさをサポートする女性の味方の生薬。
呉茱萸はミカン科の植物。
とっても苦い。だけど、胃腸機能を改善して冷えをとってくれる。さらに鎮痛作用もある。
細辛も身体を温めて痛みをとる生薬。
また中に、桂枝湯がそのまま含まれる。
効能効果は、
手足の冷えを感じ、下肢が冷えると下肢または下腹部が痛くなりやすいものの次の諸症:しもやけ、頭痛、下腹部痛、腰痛。
苦くて飲みにくい薬だけど、しもやけがひどい5歳の女の子は、「苦いけど、これ飲んだら手が痛いのがなくなるから飲む」と言ってくれた。
今夜からとっても寒くなる。
身体を温める漢方をぜひ。
私は明日は、127麻黄附子細辛湯+㊺桂枝湯をアツアツのお湯にといて、生姜をすりおろして飲みたい。
Posted by さかざきひろみ at 19時04分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
【 過去の記事へ 】



