2025年08月05日(火)
40℃近い!
8月、とにかく暑さ本番。
外気温が40度近くなっている。
今日は、群馬で41.8℃を記録したらしい。
朝6時30分ごろでもすでに暑かったりする。
昼間に歩くと、日差しにくらくらする。
日傘は絶対かかせない。
ほんとに危険な暑さなので、熱中症対策は十分に。
@定期的な水分補給
喉が渇いていなくても、30分〜1時間おきに
A適度な塩分補給
炎天下での運動では、身体から塩分もたくさん失われる。
その場合は、水だけでなく経口補水液を
B長時間の炎天下での活動をさける
C日陰や帽子の利用
D涼しい服装
Eしっかり休息をとって
外遊びや運動中はこまめに日陰で休息を
F体調管理 睡眠不足や栄養不足は要注意
とくに睡眠不足や朝食ぬきで外出するのは要注意!
あと小さい赤ちゃんのいるママから、時々質問されるのは、
「クーラーは何度ぐらいに設定したらよいでしょうか」
だいたい、25−28度と言われているが、クーラーの種類によっては、低すぎたり高すぎたりすることもある。
汗をかいていないか、冷えすぎてないか赤ちゃんのことを
こまめに見てあげることが一番大切。
さらに外出の際は、抱っこひもの中とか、ベビーカーの中は、さらに高温になりやすいので、要注意。
この暑さはいつまで続くのかわからないが、上手にこの夏を乗り切りたい。
お庭のお花や草木も暑さにめげずに頑張っている。
Posted by さかざきひろみ at 18時30分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2025年08月03日(日)
外来状況 [クリニック情報]
いったん、熱のお子さんが増えたが、また減った。
学校がお休みになると、感染症は減少傾向。
そんななか、新型コロナがすこしだけ増えている。
大阪市の感染症情報でも、新型コロナだけ上昇傾向。
「NB.1.8.1株」や「XFG株」が主流株とのこと。
しかし症状は、のどの痛み、発熱など、他のかぜのウイルスとあまりかわらない。
熱がでても、翌日には解熱していることが多いので、病院に受診しない場合も多い。
お父さんが熱がでたけど、すぐに軽快。
その後、お子さんが発熱し来院され、新型コロナだった。
ある保育園では、新型コロナとヘルパンギーナが流行していた。
どちらものどの痛みがでるが、ヘルパンギーナはのどに水疱ができる。ちなみに溶連菌は、のどがものすごく赤くなる。
どちらもなく、検査をしたら新型コロナ陽性だった。
他には、とびひ、あせも、虫刺されなどの皮膚トラブル。
特に、夏はとびひは広範囲になってしまう。
早めに対処することが必要。
部位が1か所だけなら、抗菌薬の塗り薬だけで治癒する場合も多いが、広範囲になると内服の抗菌薬も必要になってくる。
また、皮膚が弱いお子さんは何度も繰り返してしまう。
実はとびひにも、有効な漢方薬がある。
122排膿散乃湯。
とってもよく効いて、しかも治りが早い。
ほんとに、優秀な薬だが、実はかなり飲みにくい。
そこが残念。
錠剤が飲める場合は、代わりにE十味敗毒湯の錠剤という手もあるが、ひどくなるのは小さいお子さんが多い。
Posted by さかざきひろみ at 18時36分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2025年07月31日(木)
81番 二陳湯 [漢方製剤]
にちんとう。
二陳湯の「陳」は、古いものを意味する。
古いほど良品とされる生薬の陳皮と半夏が2種類配合されている。
陳皮と半夏は
四君子湯+陳皮・半夏で⇒六君子湯。
抑肝散+陳皮・半夏で⇒抑肝散加陳皮半夏
のように、一緒に加味されることが多い相性がよい組み合わせ。
二陳湯は、
体に停滞している余分な水、痰飲(痰湿)を除去する漢方薬。
胃の中に余分な水があると、悪心嘔吐の症状があり、それを治す。また呼吸器の余分な水も除去するので去痰剤として咳にも有効。
例えば五虎湯と組み合わせて、五虎二陳湯としてよく処方される。
簡単にいうと、じめじめしている、胃腸や呼吸器をすっきりさせる薬。
実際に、二陳湯は単独で使うことよりも、他の漢方薬と一緒に使われたりすることが多い。
二陳湯の5種類の生薬がまるまる含まれている漢方薬は、
六君子湯・参蘇飲・二朮湯・五積散・竹筎温胆湯・釣藤散。
Posted by さかざきひろみ at 18時33分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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