2025年08月10日(日)
ブツブツがでた!
最近、外来ではウイルス性発疹症のお子さんたちが多い。
いわゆる、手足口病、突発性発疹、水ぼうそう、はしか、風疹、溶連菌感染症、リンゴ病でもない。
園では、「なその原因不明の発疹がはやっている」とも言われている。
原因不明というと、なんか怖い感じがするけれど、
実は、特定する必要のない軽いウイルス感染、いわゆるかぜのこと。
原因の多くは、喉から入る風邪などのウイルス。
今の時期なので、エンテロ、コクサッキー、エコーウイルスなどかもしれない。
症状としたら、まずは、そのウイルスが体に入って風邪のような症状を起こす。
お熱はでることもでないこともあるし、他には咳や鼻水。
そして、症状がおさまったころ、遅れて体中に発疹がでてくることが多い。
この発疹はたいていが、かゆみも痛みもない。
いっぱいブツブツでているけど、お子さんたちはたいていが、とっても元気
そして、発疹は数日から2週間ぐらいで軽快。
自然に治癒するので、特別な薬も不要で、対症療法のみとなる。
ママたちの心配は「園にいっていいの?」
解熱して本人はいつもどおり、食欲があり、睡眠もとれて機嫌がよければ登園はOK。
ただ、発疹がでたときは自己判断ではなく、やはり小児科を受診した方がよいかと思う。
Posted by さかざきひろみ at 17時38分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2025年08月07日(木)
子どもの睡眠
日本小児科医会のオンデマンド配信。
スタンフォード大学医学部精神科 西野精治先生の話
「今、なぜ子供の睡眠が重要なのか」
睡眠のミッションは、
@脳と体に休息を与える
A記憶を整理して定着させる
Bホルモンバランスを調整
C免疫力をあげる
D脳の老廃物をとる
睡眠時間が短いと肥満度や死亡率、精神障害のリスクがあがる。
実際に、新型コロナ罹患率も高いとのこと。
さらに子どもの睡眠不足は、多動、集中力低下などのADHD症状がでたり、肥満などの生活習慣病、または不登校のリスクが上がる。
しかし、子どもの就寝時間がどんどん遅くなっている。
特に、休日に起床時間が遅くなるのは、睡眠負債の特徴。
スマホという便利なものが、睡眠不足を引き起こしている。
特に寝る直前のスマホのブルーライトで、脳のメラトニン
がでなくなってしまう。
実際に、10年ほど前には、外来で睡眠についてお話することが少なかったが、今はよく質問している。
朝起きれない、学校にいけない、頭痛、腹痛、吐き気などの体調不良のあるお子さんは、ほとんどが睡眠時間が足りない。
子どもたちにとって、夜寝る前にスマホをするのはとっても楽しい。
だけど、体調不良がでるのは危険信号なので、寝る前のスマホはできれは2時間、少なくとも1時間はやめたほうがよいと思う。
そして、乳幼児期から睡眠の大切さについてしっかり向き合いたい。
小さいころから、ちゃんと食べて、寝て、動いて、しっかり便をだすということがとても重要。
Posted by さかざきひろみ at 18時47分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2025年08月05日(火)
40℃近い!
8月、とにかく暑さ本番。
外気温が40度近くなっている。
今日は、群馬で41.8℃を記録したらしい。
朝6時30分ごろでもすでに暑かったりする。
昼間に歩くと、日差しにくらくらする。
日傘は絶対かかせない。
ほんとに危険な暑さなので、熱中症対策は十分に。
@定期的な水分補給
喉が渇いていなくても、30分〜1時間おきに
A適度な塩分補給
炎天下での運動では、身体から塩分もたくさん失われる。
その場合は、水だけでなく経口補水液を
B長時間の炎天下での活動をさける
C日陰や帽子の利用
D涼しい服装
Eしっかり休息をとって
外遊びや運動中はこまめに日陰で休息を
F体調管理 睡眠不足や栄養不足は要注意
とくに睡眠不足や朝食ぬきで外出するのは要注意!
あと小さい赤ちゃんのいるママから、時々質問されるのは、
「クーラーは何度ぐらいに設定したらよいでしょうか」
だいたい、25−28度と言われているが、クーラーの種類によっては、低すぎたり高すぎたりすることもある。
汗をかいていないか、冷えすぎてないか赤ちゃんのことを
こまめに見てあげることが一番大切。
さらに外出の際は、抱っこひもの中とか、ベビーカーの中は、さらに高温になりやすいので、要注意。
この暑さはいつまで続くのかわからないが、上手にこの夏を乗り切りたい。
お庭のお花や草木も暑さにめげずに頑張っている。
Posted by さかざきひろみ at 18時30分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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